...それでいてその僅かな部分の色つやが異様に印象的になる...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...最近は特に色つやが悪くて土気色(つちけいろ)をしている...
谷崎潤一郎 「鍵」
...湯上りの色つやのよい顔をてかてかさせている...
谷崎潤一郎 「鍵」
...濡(ぬ)れた肌(はだ)の表面へ秋晴れの明りがさしている色つやは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そんな時の顔の色つやから判断すると...
谷崎潤一郎 「細雪」
...一と月前よりは毛の色つやが悪くなっているばかりでなく...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...一と月前よりは毛の色つやが悪くなつてゐるばかりでなく...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...毛の色つやなどに...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...ほんのりと紅味のさした顏の色つやは...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...格好といい色つやといい...
豊島与志雄 「不思議な帽子」
...洗つたやうに鮮な色つやを誇つてゐます...
永井荷風 「畦道」
...その途端に、向うの真菰の中から、すうーっと辷り出して来た小舟の中に、例のめくら縞に赤い帯、青い襷(たすき)で、檜笠をかぶった乙女が一人――乙女と言いたいが、もう二十四五の、かっぷくのいい、色つやの真紅な、愛嬌たっぷりなのがすれちがいざまに、若い船頭と面(かお)を見合わせ、にっこり笑いながら棹を外(そ)らして、若い船頭を突っつく...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんな色つやだった...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...ペットはまだ色つやのいい...
林芙美子 「美しい犬」
...全体からいうとまだ色つやがよく...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...いまでは色つやもぬけて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...色つやも姿も、いままでに見たなかで、一ばん美しいキツネです...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...顔の色つやも悪い...
吉川英治 「親鸞」
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