...すなわち艱難(かんなん)にある友に向ってはかくの如く語るべからずと教えたのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...実に女の産む人はその日少なくして艱難多しである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...どんな艱難辛苦(かんなんしんく)もいとわない...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...艱難苦労を共にしているという意識で...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...これ冬の雪中一ツの艱難(かんなん)なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...この故に我はキリストの為に、微弱、恥辱、艱難(なやみ)、迫害、苦難に遭うことを喜ぶ...
太宰治 「パウロの混乱」
...吾等村民ハ日に同胞の毒手に誘惑せられて困頓窮厄に艱み...
田中正造 「非常歎願書」
...これもこれ艱(なや)み多き世路をすくわん菩提心の一つ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その食物を得るには痛く艱難(かんなん)せねばならぬ...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...貧苦も艱難も虐げ尽せぬものがこの娘にあります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...艱難辛苦を分つとともに狩猟の果実をもわかち合う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いわば我々の艱苦(かんく)の永く続いたことを意味し...
柳田国男 「海上の道」
...高祖ガ建業ノ艱(カン)ヲオモイ...
吉川英治 「三国志」
...艱難(かんなん)を共にして来た仲である...
吉川英治 「三国志」
...しかも艱難辛苦してこれへ寄せている状態だったし...
吉川英治 「三国志」
...流離艱難(かんなん)...
吉川英治 「私本太平記」
...「これしきの艱苦(かんく)などは」後醍醐は...
吉川英治 「私本太平記」
...艱難(かんなん)を楽しみとして...
吉川英治 「新書太閤記」
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