...立秋奈良風景を描いては猿沢池から春日へ爪先あがりのかんかん照りの坂道を「丁度張物板を西日に向って立てかけてあるのと同じ角度に於て太陽に向って居る」と云い...
石井柏亭 「大切な雰囲気」
...必ずしも敬服に価すべき良風許りでもない様なるが...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...良風習というべし...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...「良風俗」とマッチする作家とは...
太宰治 「如是我聞」
...徳川時代の家族生活の形態を良風美俗とし...
津田左右吉 「日本精神について」
...良風美俗にもとる由々しき冐涜と思われたのである...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...世の良風美俗を害し...
中里介山 「大菩薩峠」
...彦九郎はそれを聴いて良風美俗...
別所梅之助 「石を積む」
...かかる質樸にして和気靄々(あいあい)たる良風俗あり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...そういう女は良風をみだすと怒り...
山本周五郎 「季節のない街」
...吹きまくる不良風震災前...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...不良風はその後益(ますます)増加した各種学校の官私立を隔てずに吹きまくった...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...その油断から不良風を引込む...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...むしろ良風を興(おこ)して風(ふう)に倣(なら)わせよ...
吉川英治 「三国志」
...良風良俗のうちに育(はぐく)まれた子女には...
吉川英治 「新書太閤記」
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