...彼は良心的な男で...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...現に重要な社会的公職にある田辺博士みずからがその最も良心的な態度をもって...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...良心的な候補者を多数登場させなくてはならぬ...
伊丹万作 「政治に関する随想」
...頗る良心的な語り方で...
太宰治 「津軽」
...そして、科学知識の見世物的卑俗化ではなく、科学的精神の高揚ということで、科学認識論的問題、並に世界観の把握のために、良心的な科学者、乃至哲学者が動員されてきたとみられよう...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...良書の選択と良心的な飜訳と...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...本当に妻が正しく己が不正なのかも知れぬという良心的な懐疑に迄苦しまねばならなかった...
中島敦 「南島譚」
...わけの分らぬ所謂良心的な劇や映画も...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...真底から良心的な朝の二時間または三時間にわたって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...その他当時の良心的な新派の役者が大勢出ました...
三好十郎 「「地熱」について」
...良心的な演劇をやっていたために...
三好十郎 「俳優への手紙」
...こうした良心的な自責に追い立てられながら...
村山俊太郎 「『教室の記録』の編集を終えて」
...良心的な柔和をもっていたこともまた同様で...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こうやって我々はまずつつましやかに良心的な告白をしておいて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...たゆみなく良心的な瞑想をつづけられるまでに向上遊ばされたあの尊厳なかたがたについては触れない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それ程でなくとも作者として一種の変テコな失礼を四方八方に働らいたような良心的な苛責を感ずる事になるのだからツイ遠慮したくなるのである...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...非良心的な先天性の所有者であり得た事が...
夢野久作 「復讐」
...そうしてきわめて良心的な子路は...
和辻哲郎 「孔子」
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