...彼は良心的な男で...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...そうして頗(すこぶ)る、非良心的な、その場限りの作品を、だらだら書いて、枚数の駈けひきばかりして生きて来た...
太宰治 「八十八夜」
...そして、科学知識の見世物的卑俗化ではなく、科学的精神の高揚ということで、科学認識論的問題、並に世界観の把握のために、良心的な科学者、乃至哲学者が動員されてきたとみられよう...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...良心的な科学者によって...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...併し学的に慎重で良心的な氏は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...きわめて良心的なものであることに疑いはない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...アイスクリームやコーヒーまで良心的なるがよし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...確かに、セント・ジョン・リヴァズは――假令(たとへ)その生活は清淨な、良心的な、眞劒なものであつても――まだ我々の測(はか)り得ぬあの、神の平和を見出してはゐないのだ、彼は碎けた偶像と、失はれた樂園に對する人知れぬ切(せつ)ない未練を持つてゐる私と同じくそれを見出してはゐないのだと思つた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...どうか読者は私の最も良心的な努力の成果に対して期待と忍耐とをもっていただきたい...
宮本百合子 「「ゴーリキイ伝」の遅延について」
...その暇をなるべく有益なことに使おう」または「映画の仕事の報酬の中から少しずつを割いて(良心的な仕事)をしよう」と言った程度のシミッタレな「善意」だけだ...
三好十郎 「俳優への手紙」
...良心的な演劇をやっていたために...
三好十郎 「俳優への手紙」
...非良心的な仕事をするための口実とするための嘘である...
三好十郎 「俳優への手紙」
...こうした良心的な自責に追い立てられながら...
村山俊太郎 「『教室の記録』の編集を終えて」
...良心的な柔和をもっていたこともまた同様で...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こうやって我々はまずつつましやかに良心的な告白をしておいて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...厳粛そのもののように硬(こわ)ばっている良心的な人間も...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そうしてきわめて良心的な子路は...
和辻哲郎 「孔子」
...そうして良心的な男であった...
和辻哲郎 「孔子」
便利!手書き漢字入力検索