...現に重要な社会的公職にある田辺博士みずからがその最も良心的な態度をもって...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...私の専門とする軍事科学の貧弱ながら良心的な研究により...
石原莞爾 「最終戦争論」
...之は良心的なことなのだが...
戸坂潤 「科学と科学の観念」
...併し学的に慎重で良心的な氏は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...その歯科医は非常に良心的な人で...
外村繁 「澪標」
...良書の選択と良心的な飜訳と...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...本当に妻が正しく己が不正なのかも知れぬという良心的な懐疑に迄苦しまねばならなかった...
中島敦 「南島譚」
...良心的なことで有名なある照会係の手に入りました...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...それは一部分はソルディーニの良心的なやりかたからきたことであり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...その他当時の良心的な新派の役者が大勢出ました...
三好十郎 「「地熱」について」
...兄さんみたいな良心的な歴史学者なんて...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...良心的な演劇をやっていたために...
三好十郎 「俳優への手紙」
...新劇――芸術的に良心的な...
三好十郎 「俳優への手紙」
...(c)もしここにきわめて良心的な帝王があって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...たゆみなく良心的な瞑想をつづけられるまでに向上遊ばされたあの尊厳なかたがたについては触れない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...問題は「田舎団十郎」の良心的な名演技のほうへそれてゆき...
山本周五郎 「青べか物語」
...それ程でなくとも作者として一種の変テコな失礼を四方八方に働らいたような良心的な苛責を感ずる事になるのだからツイ遠慮したくなるのである...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...この英気ある青年の良心的な降伏に対して...
吉川英治 「三国志」
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