...まさに良心的な国民の責を果さないものとさえいわねばならないであろう...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...私の専門とする軍事科学の貧弱ながら良心的な研究により...
石原莞爾 「最終戦争論」
...良心的な候補者を多数登場させなくてはならぬ...
伊丹万作 「政治に関する随想」
...頗る良心的な語り方で...
太宰治 「津軽」
...そして、科学知識の見世物的卑俗化ではなく、科学的精神の高揚ということで、科学認識論的問題、並に世界観の把握のために、良心的な科学者、乃至哲学者が動員されてきたとみられよう...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...併し学的に慎重で良心的な氏は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...わけの分らぬ所謂良心的な劇や映画も...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...これ中々良心的なり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...幸福の要求ほど良心的なものがあるであろうか...
三木清 「人生論ノート」
...兄さんみたいな良心的な歴史学者なんて...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...新劇――芸術的に良心的な...
三好十郎 「俳優への手紙」
...子どもたちを愛しつづけた良心的なわかい女教師が...
村山俊太郎 「石をしょわずに」
...――そういう良心的な専門家の評を聞いて...
山本周五郎 「青べか物語」
...問題は「田舎団十郎」の良心的な名演技のほうへそれてゆき...
山本周五郎 「青べか物語」
...あらゆる非良心的な闘争――生存競争そのものが生む...
夢野久作 「探偵小説の正体」
...非良心的な先天性の所有者であり得た事が...
夢野久作 「復讐」
...この英気ある青年の良心的な降伏に対して...
吉川英治 「三国志」
...そうしてきわめて良心的な子路は...
和辻哲郎 「孔子」
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