...良心的な後悔をその間に差し挟むのだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そうして頗(すこぶ)る、非良心的な、その場限りの作品を、だらだら書いて、枚数の駈けひきばかりして生きて来た...
太宰治 「八十八夜」
...素質を生かして良心的な仕事が出来さうである...
種田山頭火 「其中日記」
...本当に妻が正しく己が不正なのかも知れぬという良心的な懐疑に迄苦しまねばならなかった...
中島敦 「南島譚」
...良心的な料理だった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...わけの分らぬ所謂良心的な劇や映画も...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...アイスクリームやコーヒーまで良心的なるがよし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...幸福の要求ほど良心的なものがあるであろうか...
三木清 「人生論ノート」
...その他当時の良心的な新派の役者が大勢出ました...
三好十郎 「「地熱」について」
...兄さんみたいな良心的な歴史学者なんて...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...その暇をなるべく有益なことに使おう」または「映画の仕事の報酬の中から少しずつを割いて(良心的な仕事)をしよう」と言った程度のシミッタレな「善意」だけだ...
三好十郎 「俳優への手紙」
...良心的な演劇をやっていたために...
三好十郎 「俳優への手紙」
...新劇――芸術的に良心的な...
三好十郎 「俳優への手紙」
...良心的な柔和をもっていたこともまた同様で...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしが当世の習慣から見るとまれなほど馬鹿々々しく良心的な愛を持っていることについてである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――そういう良心的な専門家の評を聞いて...
山本周五郎 「青べか物語」
...――そういう良心的な専門家の評(うわさ)を聞いて...
山本周五郎 「青べか物語」
...それ程でなくとも作者として一種の変テコな失礼を四方八方に働らいたような良心的な苛責を感ずる事になるのだからツイ遠慮したくなるのである...
夢野久作 「創作人物の名前について」
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