...現に重要な社会的公職にある田辺博士みずからがその最も良心的な態度をもって...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...私の専門とする軍事科学の貧弱ながら良心的な研究により...
石原莞爾 「最終戦争論」
...良心的な候補者を多数登場させなくてはならぬ...
伊丹万作 「政治に関する随想」
...良心的な後悔をその間に差し挟むのだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そうして頗(すこぶ)る、非良心的な、その場限りの作品を、だらだら書いて、枚数の駈けひきばかりして生きて来た...
太宰治 「八十八夜」
...併し学的に慎重で良心的な氏は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...良書の選択と良心的な飜訳と...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...良心的なことで有名なある照会係の手に入りました...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...わけの分らぬ所謂良心的な劇や映画も...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...アイスクリームやコーヒーまで良心的なるがよし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...真底から良心的な朝の二時間または三時間にわたって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...幸福の要求ほど良心的なものがあるであらうか...
三木清 「人生論ノート」
...わたしが当世の習慣から見るとまれなほど馬鹿々々しく良心的な愛を持っていることについてである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そうかもしれない、客観的にはそれが当っているかもしれないが、主観的には六ちゃんはもっとも勤勉で、良心的な、市電の運転手であった...
山本周五郎 「季節のない街」
...非良心的な先天性の所有者であり得た事が...
夢野久作 「復讐」
...この店の良心的な野菜類の選定の厳格さを賞した...
横光利一 「旅愁」
...厳粛そのもののように硬(こわ)ばっている良心的な人間も...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そうしてきわめて良心的な子路は...
和辻哲郎 「孔子」
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