...彼は良心的な男で...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...まさに良心的な国民の責を果さないものとさえいわねばならないであろう...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...良心的な候補者を多数登場させなくてはならぬ...
伊丹万作 「政治に関する随想」
...良心的な後悔をその間に差し挟むのだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そうして頗(すこぶ)る、非良心的な、その場限りの作品を、だらだら書いて、枚数の駈けひきばかりして生きて来た...
太宰治 「八十八夜」
...併し学的に慎重で良心的な氏は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...良書の選択と良心的な飜訳と...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...本当に妻が正しく己が不正なのかも知れぬという良心的な懐疑に迄苦しまねばならなかった...
中島敦 「南島譚」
...きわめて良心的なものであることに疑いはない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...そうして撮影は一枚看板を除く総て都下舞踊界舞台撮影を以て第一人者とされている小山写真館主の極めて良心的な製作にかかる...
正岡容 「小説 圓朝 あとがき」
...幸福の要求ほど良心的なものがあるであらうか...
三木清 「人生論ノート」
...兄さんみたいな良心的な歴史学者なんて...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...君達俳優が「良心的な仕事なら...
三好十郎 「俳優への手紙」
...子どもたちを愛しつづけた良心的なわかい女教師が...
村山俊太郎 「石をしょわずに」
...――そういう良心的な専門家の評(うわさ)を聞いて...
山本周五郎 「青べか物語」
...それ程でなくとも作者として一種の変テコな失礼を四方八方に働らいたような良心的な苛責を感ずる事になるのだからツイ遠慮したくなるのである...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...この英気ある青年の良心的な降伏に対して...
吉川英治 「三国志」
...そうしてきわめて良心的な子路は...
和辻哲郎 「孔子」
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