...良家の子女に生れたるは幸とや云わん不幸とや云わんと呟(つぶや)きしとかや...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...野枝さんは子供の時に良家の子女として教育され...
辻潤 「ふもれすく」
...それは学校から云えば嫁入り率が減って従って段々良家の子女が競争して集まらなくなることを意味する...
戸坂潤 「社会時評」
...良家の子女の通う学校ならば...
戸坂潤 「社会時評」
...出来るだけ良家の子女の内から優良児を選ぼうと考える...
戸坂潤 「社会時評」
...良家の子女(しじょ)が泥水(どろみず)に入る時も...
新渡戸稲造 「自警録」
...これは良家の子女に讀ませてはならない本である...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...やはり良家の子女としてふさわしくない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...みんな町から拾って来た良家の子女ばかりじゃないか...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...この式の宿屋に出入りするものは、良家の子女、純職業婦人はもとより、駈け落ちもの、出来合いものの数をつくして自由自在である...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...良家の子女は今や全く社交を禁ぜられているかの観があります...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...誘惑脅迫等の手段を以て良家の子女を窘(くる)しめた...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...地方の良家の子女の間には...
吉川英治 「江戸三国志」
...良家の子女としての教養にも...
吉川英治 「折々の記」
...良家の子女まで、淫蕩(いんとう)な色彩をこのんだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...良家の子女にまで真似られて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...しかし良家の子女が...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...そして良家の子女であることはいうまでもない...
吉川英治 「柳生月影抄」
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