...幸に艮齋の子の如き病氣なし...
大町桂月 「親子遠足の感」
...艮風(ならひ)のかざ吹...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...尼が草庵は嵯峨釈迦堂より艮(うしとら)の方(かた)...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...それで以上のことから起る疑問は凡て六爻から成立つ各卦に於て卦名を含んだ所の爻辭の中に云はゞ爻名とも稱すべきものが困、艮、井の三卦を除くの外何れも六種揃つたものゝ無いことである...
内藤湖南 「易疑」
...徳川時代の学者安積艮斎(あさかごんさい)も...
蜷川新 「天皇」
...艮斎(ごんさい)の論ずるまでもないことである...
蜷川新 「天皇」
...「点魁(テンカイ)」「艮玉(コンギョク)」「板桂(ハンケイ)」「明珠(メイシュ)」「月宝(ゲッポウ)」「逢春(ホウシュン)」等の文字が印刷されてある...
火野葦平 「花と龍」
...生前一度馬を見て死にたしと(『艮斎間話(ごんさいかんわ)』上)...
南方熊楠 「十二支考」
...艮斎は樗園の事を叙して...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...経を安積艮斎に学び...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...又師艮斎の家に往つて作つた詩...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...後経を安積艮斎、海保漁村に学び、説文を岡本况斎に学び、又筆札を小島成斎に学んだ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...艮斎、名は重信(しげのぶ)、修して信(しん)という...
森鴎外 「渋江抽斎」
...抽斎の生れた文化二年は艮斎が江戸に入る前年で...
森鴎外 「渋江抽斎」
...即ち学者の先輩は艮斎が十六...
森鴎外 「渋江抽斎」
...経(けい)を安積艮斎(あさかごんさい)に受け...
森鴎外 「渋江抽斎」
...吾々の一生を支配している「艮(うしとら)の金神(こんじん)」というのは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...吉野山蔵王堂の艮(うしとら)なる林の奥に円丘(まろをか)を高く築いて北向きに葬(はうむ)りたてまつる――かくて...
吉川英治 「私本太平記」
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