...中岡艮一(こんいち)の原敬を刺せるも皆この時代の風潮に従へるものと言はざるべからず...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...艮輔はのちの元老院議官關口隆吉であり...
心猿 「桜もち」
...尼が草庵は嵯峨釈迦堂より艮(うしとら)の方(かた)...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...尤も左傳には一ヶ處艮之八といふのがあり...
内藤湖南 「易疑」
...夕方になると艮(うしとら)へまわり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...生前一度馬を見て死にたしと(『艮斎間話(ごんさいかんわ)』上)...
南方熊楠 「十二支考」
...艮山(ごんざん)の朽木とその名を解いて本性を知り...
南方熊楠 「十二支考」
...艮斎は樗園の事を叙して...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...章斎には安積艮斎の手批(しゆひ)を経た詩稿が家に蔵してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...焔硝蔵と艮(うしとら)の角(すみ)の青屋口との中間に...
森鴎外 「大塩平八郎」
...安積艮斎(あさかごんさい)にその著述の写本を借りて読んだ時...
森鴎外 「渋江抽斎」
...儒者または国学者には安積艮斎(あさかごんさい)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...即ち学者の先輩は艮斎が十六...
森鴎外 「渋江抽斎」
...学者に抽斎の生れた年に十六歳であった安積艮斎(あさかごんさい)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...抽斎は良三を安積艮斎(あさかごんさい)の塾に住み込ませた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...抽斎は彼(か)の終始濂渓(れんけい)の学を奉じていた艮斎とは深く交らなかったのに...
森鴎外 「渋江抽斎」
...優善の友塩田良三(りょうさん)は安積艮斎(あさかごんさい)の塾に入れられていたが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...抽斎に洋学の必要を悟らせた安積艮斎(あさかごんさい)は...
森鴎外 「渋江抽斎」
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