例文・使い方一覧でみる「船脚」の意味

...船脚（ふなあし）よりは長（なが）く尾（を）を曳（ひ）いて... 船脚よりは長く尾を曳いての読み方
泉鏡太郎「麻を刈る」

...姉さん、そうすると、その火がよ、大方浪の形（かた）だんべい、おらが天窓（あたま）より高くなったり、船底へ崖（がけ）が出来るように沈んだり、ぶよぶよと転げやあがって、船脚へついて、海蛇ののたくるようについて来るだ... 姉さん、そうすると、その火がよ、大方浪の形だんべい、おらが天窓より高くなったり、船底へ崖が出来るように沈んだり、ぶよぶよと転げやあがって、船脚へついて、海蛇ののたくるようについて来るだの読み方
泉鏡花「海異記」

...それでもわたしは船脚（ふなあし）がのろくさくさえ思われた... それでもわたしは船脚がのろくさくさえ思われたの読み方
魯迅井上紅梅訳「村芝居」

...西へ西へ船脚（せんきゃく）をはやめていく... 西へ西へ船脚をはやめていくの読み方
海野十三「海底大陸」

...その日から船脚（ふなあし）に鞭うって... その日から船脚に鞭うっての読み方
海野十三「太平洋雷撃戦隊」

...船脚（ふなあし）は... 船脚はの読み方
海野十三「地底戦車の怪人」

...船脚がおくれて、高浜へ着いたのは十一時近かつた... 船脚がおくれて、高浜へ着いたのは十一時近かつたの読み方
種田山頭火「松山日記」

...雷霆の神クロニオーン船脚早き水軍に自ら炬火の猛焔を投ずとすればいざ知らず...
ホーマー　Homer 土井晩翠訳「イーリアス」

...陸から吹く追手風（おいて）に帆を張って船脚（ふなあし）軽く東へ走って居る... 陸から吹く追手風に帆を張って船脚軽く東へ走って居るの読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...船脚を早めることも出来たのだらうにと思ひ思ひ致しました... 船脚を早めることも出来たのだらうにと思ひ思ひ致しましたの読み方
エドガア・アルラン・ポオ　Edgar Allan Poe 森林太郎訳「うづしほ」

...... の読み方
三好達治「駱駝の瘤にまたがつて」

...いつか弁天島（べんてんじま）のうらで船脚（ふなあし）をとめた... いつか弁天島のうらで船脚をとめたの読み方
吉川英治「神州天馬侠」

...船脚のふかい大船なので... 船脚のふかい大船なのでの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...船脚もズンと深く沈んでいる... 船脚もズンと深く沈んでいるの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」