...船歌をうたいつれながら...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...漁夫たちの船歌は一段と勇ましくなって...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...函館の船歌によく似ている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...篷(とま)のなかから貧しい漁師達が寝そびれた紛れの低い船歌を聞くことがよくある...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...あるいは浜べの夕やみに響く波の音の絶え間をつなぐ船歌の声...
寺田寅彦 「蓄音機」
...日本人の耳には船歌とも思はれるやうな処がある...
永井荷風 「黄昏の地中海」
...海の話となると得意のあまり夢中になつて「船歌(ナンシー・リー)」を相の手にして身振り勇ましく追憶談を繰り返すのが好きだつた...
牧野信一 「雪景色」
...船頭が船歌を歌う...
正岡子規 「句合の月」
...船歌高く引きあげたが...
吉川英治 「三国志」
...櫓手(ろしゅ)の船歌が聞えだしていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お船歌(ふなうた)お鈴と一八郎の兄妹(きょうだい)を...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...のどかな音頭に櫓拍子(ろびょうし)の声――そして朗らかにあわせるお国口調(くにくちょう)のお船歌(ふなうた)が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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