...牡蠣船の先には又小さな使者屋橋と云ふ橋が薄らと見えてゐた...
田中貢太郎 「牡蠣船」
...又柁(かぢ)とりて兵船の先に其座を占むるもの...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「日本艦船史」は元來製鐵造船の先覺でもあつた本木の時代を歴史的に知るに好都合とか...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...長船の先からほとばしッている...
吉川英治 「江戸三国志」
...どうせこちとらはあなた任(まか)せ――」「そうだねえ?」と、お米が陸(おか)を見上げた時に、船の先が、ちょうど橋の下をこぎ抜けていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索