...河川に浮ぶる船舶の数よりいうも...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...猫(ねこ)は平安朝に朝鮮から舶来したと伝えられている...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...わが船舶と部下をして彼女を返しやらしめん...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...かつや汽船をもってすれば船舶と水夫を要する大いに寡(すくな)きことまたこれが一因をなす...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...英吉利(イギリス)の外舶(がいはく)が...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...精巧な舶来物であった...
直木三十五 「南国太平記」
...いわゆる舶来の白粉の中には随分ひどいものがあるそうである...
中谷宇吉郎 「霜柱と白粉の話」
...四五四 (七二・九%)括弧(かっこ)のなかは帆汽船合計船舶総トン数にたいする帆船トン数の比率である...
服部之総 「黒船前後」
...船舶というものの広く用いられなかったその昔のことならばいざ知らず...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...港には、なにごともないように、日夜、船舶が出入した...
火野葦平 「花と龍」
...れんげさうハ舶来ナリト云フ人ガアルガ若(も)シサウデアツタトシテモ万葉時代ニハモハヤ野生状ヲナシテ居ツタモノデアラウ...
牧野富太郎 「植物記」
...それにあまがえるはみんな舶来ウェスキーでひょろひょろしてますから...
宮沢賢治 「カイロ団長」
...亜米利加蜜柑(あめりかみかん)支那蜜柑も紀州産の最上等は舶来品に劣らんものが昨年頃から出来たと申します...
村井弦斎 「食道楽」
...その絵葉書は五枚とも舶来の光沢写真で...
夢野久作 「暗黒公使」
...舶来物もあるにはあるが僅(わずか)らしい...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...彼女の父がマッサアジュリーム船舶会社の横浜支店にいたときに三年も習ったということであったから...
横光利一 「旅愁」
...舶載の学問芸術のお蔭で「流動進化」の思想と触れるに到っても...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
...埠頭に碇泊(ていはく)している船舶のマストにセイラーが双眼鏡をもってよじ登っていた...
吉行エイスケ 「スポールティフな娼婦」
便利!手書き漢字入力検索