...あるいは舶来(はくらい)の草花(くさばな)となり...
芥川龍之介 「おぎん」
...舶来(はくらい)の書を悉(ことごとく)焼きたりと言ふ...
芥川龍之介 「学校友だち」
...アブサントの舶來瓶の明いたのが二本ころがつたばかりになつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...移住後は滋養の為めとて在東京周助妻(さい)より蒲焼及び鯛サワラ等の味噌漬其他舶来品の滋養物を絶えず送られて好みつつ喰するも...
関寛 「関牧塲創業記事」
...都人士の口はすでに一と昔も否もっと以前から舶来品の最上等を味わっていた...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...およそ思想などというようなものはみんな舶来のような気がしてならない...
辻潤 「ふもれすく」
...船舶工学方面の研究では...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
... 350アルゴス衆軍一齊にその船舶に乘りし時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...慶長年間わが賈舶の安南に赴くや...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...舶来鉄砲には、第一に三つぼんど筒というのがある...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...この日は舶来(はくらい)の解剖図(かいぼうず)を拡げて...
中里介山 「大菩薩峠」
...折込みの舶来のガラス鏡を発見し...
中里介山 「大菩薩峠」
...熟兎に白子多きは誰も知る通りだが明の崇禎の初め始めて支那へ舶来...
南方熊楠 「十二支考」
...Almond を入れた Macron は大きいブリキの罐に入れたのが澤山舶來してゐて...
森林太郎 「翻譯に就いて」
...舶載の学問芸術のお蔭で「流動進化」の思想と触れるに到っても...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
...この安土へ蒐(あつ)めた舶載(はくさい)の品々...
吉川英治 「新書太閤記」
...来舶の新羅(しらぎ)の外客が入朝の日には...
吉川英治 「随筆 新平家」
...舶載(はくさい)の唐紙(とうし)一枚にめぐり会う時は...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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