...舳艫(じくろ)相連ナリテ殆(ほと)ンド水ナキガ如シ...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...アカイア軍勢を海に舳艫に追ひやらむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...舳艫(じくろ)相銜(ふく)み...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...舳艫(じくろ)千里...
中里介山 「大菩薩峠」
...舟はもはや舳艫の位置を變じた儘姿勢を保つてゆらり/\と搖れて居る...
長塚節 「土浦の川口」
...威風堂々舳艫(じくろ)を啣(ふく)んで乗り込んで来た...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...舳艫相銜至乙部...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...よき(ママ)舳艫(ともえ)には伊勢(いせ)春日(かすが)中(なか)は鹿島の大(おお)やしろ世の中はいつも正月男が水汲(く)む...
柳田国男 「海上の道」
...ここではもう舳艫(ともえ)という語が誤って伝わるのみで...
柳田国男 「海上の道」
...『舳艫訓(じくろくん)』という書に記したのはまだ心もとないが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...舳艫(じくろ)をそろえて...
吉川英治 「三国志」
...舳艫(じくろ)をならべて遡航(そこう)しつつあるとのこと...
吉川英治 「三国志」
...このときもう先発の第一船隊、第二船隊、第三船隊などは、舳艫をそろえて、江上へすすんでいた...
吉川英治 「三国志」
...その舳艫(じくろ)を東へ東へ...
吉川英治 「私本太平記」
...海路(うなじ)を舳艫(じくろ)相銜(あいふく)んで東上してくる...
吉川英治 「新書太閤記」
...舳艫(じくろ)をしのばせて襲いかけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...白波をひいて湖心から東北に舳艫(じくろ)をすすめ...
吉川英治 「新書太閤記」
...泊兵の水軍が舳艫(じくろ)をならべて...
吉川英治 「新・水滸伝」
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