...特務艦などが合わせて四十六隻舳艫をふくんで飛行島のまわりに投錨した...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...舳艫相含(じくろあいふく)んで...
海野十三 「空襲葬送曲」
...二石相竝んで、其形巨船の如く、舳艫相反せり...
大町桂月 「春の筑波山」
...舳艫(じくろ)相連ナリテ殆(ほと)ンド水ナキガ如シ...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...アキリュウス*舳艫直(すぐ)なる船の前...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...舟はもはや舳艫の位置を變じた儘姿勢を保つてゆらり/\と搖れて居る...
長塚節 「土浦の川口」
...舳艫相啣んで彼處此處に航海をして居つたものと思はれる...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...数艘の大船の舳艫(じくろ)をあい接させて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...舳艫相銜至乙部...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...舳艫(じくろ)相啣(あいふく)んで来援(らいえん)にまいると...
吉川英治 「黒田如水」
...舳艫(じくろ)をならべて遡航(そこう)しつつあるとのこと...
吉川英治 「三国志」
...舳艫(じくろ)を連ねて北進して行く船は...
吉川英治 「三国志」
...すでに舳艫(じくろ)をそろえて溯江(そこう)の途中にあり...
吉川英治 「三国志」
...その舳艫(じくろ)を東へ東へ...
吉川英治 「私本太平記」
...海路(うなじ)を舳艫(じくろ)相銜(あいふく)んで東上してくる...
吉川英治 「新書太閤記」
...舳艫(じくろ)をしのばせて襲いかけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...泊兵の水軍が舳艫(じくろ)をならべて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そして舳艫(じくろ)はそのままなお梁山泊へと進んでいた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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