...昔から「土佐派」は、冨士川の舟遊びの場面を描いた絵が人気だ...
...山形人士の舟遊に伴はれて最上川に遊びしに...
大町桂月 「遊羽雜感」
...先年兄のジョンとともに舟遊びしたときの記録『コンコード河とメリマック河の一週間』の原稿をまとめ――これは一八四九年に自費出版されたが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...バス来るや虹の立ちたる湖畔村火の山の麓(ふもと)の湖(うみ)に舟遊(ふなあそび)昭和八年八月二十二日 阿寒湖...
高浜虚子 「五百句」
...舟遊びに誘おうと思ったのである...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...暑さしのぎに銀座会館の裏から築地河岸(つきじがし)へと舟遊びに出ており...
徳田秋声 「縮図」
...モオパッサンはその短篇中に描いたセエヌ河の舟遊びによって...
永井荷風 「夏の町」
...いつかわれわれは舟遊びにも飽きて舟を借りにも行かなくなってから...
永井荷風 「向島」
...御祖父さんが昔の通人のした月見の舟遊(ふねあそび)を実際にやった話を...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...舟遊山(ふなゆさん)の旦那衆が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...別れの淵(ふち)といふ名は、海(うみ)の潮(しほ)と川水(かはみづ)の相逢ふ場所からの名で、古くから遊女歌舞伎たち、ここに船をうかべて宴を催し、「江戸雀」には、納凉の地といひ、舟遊びの船に、波のつづみ、風のささら(びん簓を言ひかけてか)芦の葉の笛吹きならしとある...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...エボン河の舟遊びの事を書いてゐたが...
正宗白鳥 「幼少の思ひ出」
...若し舟遊の約をしたのが印南だとすると...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...舟遊には犬冢印南(いぬづかいんなん)と茶山との両先輩の下に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...歳晩の舟遊は、その新に卒業して気(き)揚(あが)り興(きよう)豪(がう)なる時に於てせられた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...徳児携手(とくじをたづさへて)城浦(しろうら)より釣舟遊行...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...舟遊びの通客も多かった...
山本笑月 「明治世相百話」
...芸者を揚げて舟遊山(ふなゆさん)をした……その酒の肴に前科者を雇って...
夢野久作 「爆弾太平記」
...夏期の舟遊の盛んな話を加藤さんから聞いてゐたので...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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