...第四章 洪水神話第一節 支那洪水神話の英雄支那洪水説話は、支那国民の太古より伝えし史的説話の中、最も有名なるものの一にして、堯の命を受けて、治水の任に当りしも、九年に至るまで、遂に績を挙げ得ざりし、父の鯀に代りて、舜の世に及んで、遂に治水平土の大事業を完成せし禹は、即ち此大洪水説話の英雄なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...九年の大洪水を治めし此英雄が、後に至りて、堯舜と共に、聖人として尊崇せらるるに至りしは、毫も怪しむに足らざる可く、従て、幾多の歳月を経過せし間に於て、種々の説話的分子の、此英雄の身辺に、凝集附着して、其結果、禹が真の史的人物なるや、或は単に一個の神話的英雄に過ぎざるや、殆んど分明ならざるに至りしも、亦た甚だ了解し易き発達なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...堯(ぎょう)舜(しゅん)のような聖人君子ではなかった...
蜷川新 「天皇」
...」杏坪の子は采真舜(さいしんしゆんたう)である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...後十年天保十三年に小島宝素は日光准后宮舜仁法親王に扈随して京都に往つたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...小字を舜三(しゆんさん)と云つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...堯舜より以下を取れるは...
森鴎外 「渋江抽斎」
...虞舜夏禹時代の文章...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...舜が位を禹に讓る時...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...神農氏や虞舜・夏禹の如きゆかしき時代は...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...舜禹之間...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...源為朝(みなもとのためとも)の子という舜天王が最初の王と答えてあるから...
柳田国男 「海上の道」
...幼年から朱舜水(しゅしゅんすい)に師事し...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...それを連れて、胤舜も、師と武蔵へ、あいさつを残して帰って行った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...やっと『水木舜一郎』の表札を発見した時は...
蘭郁二郎 「魔像」
...天道の理、尭舜の道、五倫の教えは、ほとんど宗教的な情熱をもって説かれている...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...郷党の二篇には夏殷周の文化のことも堯舜の説話も全然出て来ない...
和辻哲郎 「孔子」
...孔子の語として堯舜を語っているのは...
和辻哲郎 「孔子」
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