...君が僕を「通がりの田舍者」のやうだと云つた言葉も僕には意外だつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...暑中休暇で高師の寄宿舍から歸つた澄子さんがお勝手元で働いてゐるのです...
石川三四郎 「浪」
...田舍の言葉で話がしたいな...
太宰治 「道化の華」
...何處の旅舍にも客がぎつしり詰つてゐる...
田山花袋 「日光」
...田圃の中につゞいてゐる悒せき田舍家の間を縫うて俥に搖られながらゆくと...
近松秋江 「初雪」
...實家の父は私がいくら田舍者でも...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...ひどく邊鄙な片田舍の一つなので...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...然し主人公が田舍言葉でやつつけたら下女や何かの田舍言葉が引き立つまい...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...田舍のことで、檢屍の手が廻らないのか、二人の死骸は筵(むしろ)を掛けたまゝ、土地の御用聞の喜八が頑張つて、一生懸命彌次馬を追つ拂つて居りますが、まだ八州の役人も顏を見せず、江戸の御用聞の平次が來ても、遠慮しなければならぬほどの人間は一人も居りません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その頃の目黒は百姓地だらけの田舍で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三びきのあわてものの鷄はけたたましくなきたてて鷄小舍の屋根へ飛び上ってゆきました...
林芙美子 「狐物語」
...伯母(おば)さんが田舍(いなか)へ引取(ひきと)られてお出(いで)なされて...
樋口一葉 「十三夜」
...この新らしい校舍を建てた方よ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その田舍暮らしそのものとともに...
堀辰雄 「夏の手紙」
...牡丹屋の裏にあつた厩舍(うまごや)をそつくりそのまま移した...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...まだ壕舍に住んでいる人がたくさん居て...
三好十郎 「肌の匂い」
...今田舍は大根ぬきで忙しい...
横瀬夜雨 「花守」
...田舍道の若し遠くでもあられては眞實困るところであつたのだ...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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