...舊の席に就いて、それから壽司とサイダーを飮み乍らまた談話が開始された...
石川啄木 「女郎買の歌」
...私が至って舊式な...
谷崎潤一郎 「鍵」
...私たちは釣り鐘マントの上に舊式の小銃をかつぎながら...
恒藤恭 「學生時代の菊池寛」
...舊來の情誼を棄てゝ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...舊唐書經籍志の退歩舊唐書經籍志に至つて...
内藤湖南 「支那目録學」
...舊説の大和に復すべしと思へる理由なり...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...舊恩に報ずる厚意であつた...
長塚節 「商機」
...そしてすたすたと舊見附の方へ這入つて行くぢやあないか...
南部修太郎 「S中尉の話」
......
仁科芳雄 「日本再建と科學」
...舊文明の遺産を中心にして...
長谷川時雨 「大川ばた」
...幕末當時の一種の舊跡たるを失はない...
羽田亨 「聚樂廻り」
...然るに其募に應ずる者は大抵皆諸舊藩の士族血氣の壯年にして...
福沢諭吉 「帝室論」
...老人に舊牡丹屋を預けたのは老人一代といふ約束だ...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...井戸は舊(きう)時代の遺物(ゐぶつ)と謂ツても可い車井戸で...
三島霜川 「平民の娘」
...舊エッダのことだけで...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...舊藩の學館にありし日も...
森鴎外 「舞姫」
...舊い大きな家があり...
吉江喬松 「霧の旅」
...舊藩主が各々の地元に抱いてゐるだらうか何うか...
吉川英治 「折々の記」
便利!手書き漢字入力検索