...興趣多きを望むべし...
石井研堂 「研堂釣規」
...『八犬伝』の興趣は穂北(ほきた)の四犬士の邂逅(かいこう)...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...そのあらゆる解き方を探求してごらんになるのが興趣深いことでせう...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...おもしろいじゃないか」私達はそんなことにも旅先らしい興趣をおぼえながら...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...その一つに文學的興趣のゆたかなものがある...
武田祐吉 「古事記」
...……しかも尽きぬ興趣に燃えてまた恍惚(うっとり)と閉ずるその瞳! まったくそれは豊猟に北叟笑(ほくそえ)む猟師の眼...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...また別の興趣が期待出来るとみえて...
谷譲次 「踊る地平線」
...それがために物語はいっそう古雅な詩的な興趣を帯びている...
寺田寅彦 「春寒」
...いずれも一応の興趣をもって読み終えることができたが...
十返肇 「日本推理小説の曲り角」
...どこでも期待したほどの興趣の得られなかったのに...
徳田秋声 「蒼白い月」
...興趣の加わるに従って...
永井荷風 「西瓜」
...夜になつて此方は真暗な路地裏から表通の灯火を見るが如きは云はずとも又別様の興趣がある...
永井荷風 「路地」
...その蘭鏡が宮様の御興趣をひき...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究後日譚」
...速記録などで見ると一向興趣を誘はれなかつたが...
牧野信一 「月評」
...ベートーベンの楽譜をあげてゐるのに興趣を覚えた故為か...
牧野信一 「幽霊の出る宮殿」
...何の奇も何の興趣も消え失せて...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...わがこゝろわれを思う友の心にむくいんと今こそ受けしふみのしるしをその刹那の惑何の奇も何の興趣も消え失せて平凡化せるわれの学問おなじ年寄りの冷水の例また一つ世界に殖えし太平の御代とつおいつとつおいつ受けし祝辞と弔辞の方へ何と答えてよいのやら苦しい思い今日の今まで通した意地も捨てにゃならない血の涙たとえ学問のためとはいえ...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...興趣の汲み方により...
吉川英治 「折々の記」
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