...外來の刺戟によつて容易に興奮する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...浪漫主義來れば浪漫主義によつて興奮する才人である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...馬鹿は馬鹿なるが故に興奮する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...私はそのように市内の文明開化に興奮する一方...
太宰治 「惜別」
...かっと興奮すると...
太宰治 「千代女」
...かならず後悔ほぞを噛むと知つてゐながら、興奮するとつい、それこそ「廻らぬ舌に鞭打ち鞭打ち」口をとがらせて呶々と支離滅裂の事を言ひ出し、相手の心に軽蔑どころか、憐憫の情をさへ起させてしまふのは、これも私の哀しい宿命の一つらしい...
太宰治 「津軽」
...私は読んで興奮するよりも...
種田山頭火 「其中日記」
...なぜ君はそう興奮するのかね? わたしだって何も...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...なぜなら教授は興奮するような会話は非常に制限されておったけれども...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...錠前をしらべにだけ來られたわけでも……」彼は興奮する一方どうやら狼狽ぎみで...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...私の心が本当に深い愛のうちに沈潜していって興奮する時...
豊島与志雄 「運命のままに」
...」教授の身体の中にまだこれだけ興奮する力がのこっているのが不思議である...
平林初之輔 「予審調書」
...天下多事のために士気を興奮するには非ずして...
福沢諭吉 「旧藩情」
...妙な気になり、興奮するのも、単なる驚き以上の何かがあるからだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...「好奇心で妻も興奮するんだ」とエドガー...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...彼はこの弁護において或る種の道徳的義務を感じていよいよ興奮する...
三木清 「危機における理論的意識」
...ただ悪戦苦闘に興奮することはあっても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これさえあれば――私は全くこんなことに興奮するほど...
横光利一 「夜の靴」
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