...浪漫主義來れば浪漫主義によつて興奮する才人である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...そんなふうに興奮するとまるで夢中でした...
モリス・ルヴェル Level, Maurice 田中早苗訳 「誰?」
...だから木村の顔を見て興奮する恐れがないとは云えない由を語る...
谷崎潤一郎 「鍵」
...なぜ君はそう興奮するのかね? わたしだって何も...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...なぜなら教授は興奮するような会話は非常に制限されておったけれども...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...そしてそれが成効に近づいたとすればかなり興奮するにちがいない...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...どういうものか蚊帳を見ると奇態に興奮するのであった...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...錠前をしらべにだけ來られたわけでも……」彼は興奮する一方どうやら狼狽ぎみで...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...兄さんがそれほど興奮するかを不審がりました...
夏目漱石 「行人」
...何か特に興奮することでもない時は...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...彼としても興奮する理由はないし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...天下多事のために士気を興奮するには非ずして...
福沢諭吉 「旧藩情」
...妙な気になり、興奮するのも、単なる驚き以上の何かがあるからだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...「好奇心で妻も興奮するんだ」とエドガー...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...「そんなに興奮することはないでしょう...
牧逸馬 「双面獣」
...又夫人の興奮する如きことを為(な)し給ふな...
アルツウル・シユニツツレル Arthur Schnitzler 森林太郎訳 「アンドレアス・タアマイエルが遺書」
...私の心がある人の不幸に同情して興奮する...
和辻哲郎 「創作の心理について」
...私の心が自然の美に打たれて興奮する...
和辻哲郎 「創作の心理について」
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