...外來の刺戟によつて容易に興奮する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...馬鹿は馬鹿なるが故に興奮する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...それほどに懊悩(おうのう)してジリジリと興奮するまで文学を嫌い抜いていたのは...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...簡単に興奮するのである...
谷崎潤一郎 「鍵」
...しかもけっして興奮することなしに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...想像されて興奮する...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...人心地もないほど興奮する新助は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人心地もないほど興奮する新助は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もっとも患者が強く興奮するとああいう症状をあらわすことは珍しくないのです」「それから二度目に行ったのはその翌日の夕方でしたが」と彼は職業がら少し言いにくそうに言葉をつづけた...
平林初之輔 「私はかうして死んだ!」
...しかもたやすく興奮する気質のために昔からずっと有名だった一族の子孫である...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...彼はこの弁護において或る種の道徳的義務を感じていよいよ興奮する...
三木清 「危機における理論的意識」
...今になっても決してそまつにはあそばすまい」と乳母は興奮する...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ある他の目的に向ってはもっと下の方の器官が興奮する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...憤りや憎しみにまで興奮する人だってたくさんいる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ヤタラに興奮するばかりで紙数がチットも捗(はか)どらない...
夢野久作 「爆弾太平記」
...すこし興奮すると...
夢野久作 「復讐」
...私の心がある人の不幸に同情して興奮する...
和辻哲郎 「創作の心理について」
...私の心が自然の美に打たれて興奮する...
和辻哲郎 「創作の心理について」
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