...トツクも興奮したと見え...
芥川龍之介 「河童」
...事毎(ことごと)に興奮した...
芥川龍之介 「忠義」
...夫人は興奮した赤い顔を両手でこすりあげながらいひました...
薄田泣菫 「茶話」
...しばらくすると、さっきの男がまっ蒼な顔でドアからとびだし、せの高い男のそばにかけよって、興奮した声で、「やっぱりそうでした...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...私も急に興奮した...
太宰治 「新樹の言葉」
...興奮した心の状態...
田山花袋 「蒲団」
...興奮したような頬の色が...
徳田秋声 「爛」
...興奮した青い顔をして立っていたのである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...女生徒達は軽く興奮した声を発している...
外村繁 「澪標」
...彼の心は興奮したまま佗びしい色に包まれた...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...ツイ興奮したもので...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...面白いでせう」少し興奮した顏を撫でて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...興奮した声で車内の山田にさう投げつけて...
北條民雄 「道化芝居」
...しかし興奮した声で言ひ放つた...
北條民雄 「道化芝居」
...私がこのフランス人について語ったことは、単に興奮した、もしかすると一種の病的な知性の結果にすぎないのだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...参木は閃めいた一つの思想に捉われて興奮した...
横光利一 「上海」
...急に秋蘭の興奮した顔が...
横光利一 「上海」
...ひとりの興奮した老人を...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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