...それは與へられたる人生である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...或る運動を與へた...
石川啄木 「雲は天才である」
...隨(したが)つて吾々(われ/\)が知(し)らず識(し)らずばけものから與(あた)へられる趣味(しゆみ)の如何(いか)に豊富(ほうふ)なるかは...
伊東忠太 「妖怪研究」
...經濟界(けいざいかい)に急激(きふげき)な波瀾(はらん)を與(あた)へることはないことを確信(かくしん)して居(ゐ)る...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...トロイア軍に勝與ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...與謝野鐵幹等諸家の口調を眞似て Parody を書いた...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...與吉(よきち)も他(た)の子供(こども)のするやうに小笊(こざる)を持(もつ)て出(で)た...
長塚節 「土」
...自分(じぶん)が與吉(よきち)と共(とも)に失錯(しくじ)つたことが自分(じぶん)を苦(くるし)めて酷(ひど)く辛(つら)かつた...
長塚節 「土」
...吟味與力筆頭笹野新三郎が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「蚊帳(かや)の釣手でございませう」「まだこの邊には蚊(か)が居るのかい」「御主人樣は大層蚊がお嫌ひでございました」お茂與は靜かにその疑ひを解きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三人殺しの發頭人はあの痛々しい娘のお糸さ」「へエー」「尤(もつと)も與三郎とお此(この)を玄翁(げんのう)で殺したのは寅藏だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...危ふく母親にとめられたのだ」「――」「與茂吉は助かつたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若しも斯かる機會がなほ多く與へられたならば...
濱田耕作 「埃及雜記」
...三の官立學校のみに給與することある可きや...
福沢諭吉 「帝室論」
...プルウストに著しい影響を與へた音樂家にワグネルがある...
堀辰雄 「文學的散歩」
...「そりや此樣(こん)な不快を與へるのは自然の威力で...
三島霜川 「青い顏」
...主人自らは干與せざるなり...
横瀬夜雨 「花守」
...神嚴な「道」を與へた...
吉川英治 「折々の記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??