...榎谷氏のいわれた奥穂高が至当だろう...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...日本に依って支那を開発させるのは至当である...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...段々殖えると見るべきが至当であって...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...一大変革の御時節なれば議事院建てらるる筋もっとも至当なり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...おそらく彼は至当であったろう...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...至当な尊敬の念をだれにも起こさせた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...万事を排して自分一人を守るが至当だろうか...
豊島与志雄 「囚われ」
...この処女性の喪失を指す時に於てのみ至当である...
豊島与志雄 「野に声なし」
...至当な考えをしたからである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...早くそちらの方へ罷(まか)り出るのが至当の礼儀だと思って...
中里介山 「大菩薩峠」
...戦場に赴(おもむ)くの覚悟があって至当なのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...その応用方面も別に開かれると見るのが至当であるから...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...してこれははなはだ至当なる考えで...
新渡戸稲造 「自警録」
...至当ではなかろうか...
蜷川新 「天皇」
...そう考えるほうが至当なんだ...
久生十蘭 「金狼」
...総督に至当の敬意を表さなかったという理由で英国へ送られ...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...死骸を発見したなら直ぐ阪上の交番へ訴えるのが至当であるのに...
松本泰 「秘められたる挿話」
...寧(むし)ろ鼻というものは舞台の中心に置かれた作り物と見るべきが至当で...
夢野久作 「鼻の表現」
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