...日本に依って支那を開発させるのは至当である...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...英子のpassion(パッシオン)に糧を与えてやるのが至当であろうか...
豊島与志雄 「運命のままに」
...エマニュエルの健康のほうにいっそう気を配るのが至当だと思うようになっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...旧社長から従業員に対して慰労手当が出るのが至当で...
豊島与志雄 「立枯れ」
...至当だと思われる黄金の量をのせて...
豊島与志雄 「「沈黙」の話」
...「こんな奴はひどく懲らしめておくが至当だ...
豊島与志雄 「電車停留場」
...三 理髪師の至当なる憤慨ガヴローシュが象の親切な腹の中に迎え入れてやったふたりの子供を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは彼一個には至当であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼のお延に対する考えは変るのが至当であった...
夏目漱石 「明暗」
...左れば今婦人をして婦人に至当なる権利を主張せしめ...
福沢諭吉 「女大学評論」
...画然とさせるまでも無かったというのが至当であるかも知れない...
本庄陸男 「石狩川」
...これらの人達の数学上における仕事は江戸のものと見るのがもとより至当である...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...あらためて国民の総意を問うだけの手つづきを取るのが至当ではないでしょうか?そんなことをしていれば...
三好十郎 「アメリカ人に問う」
...帰るべきが至当であり...
柳宗悦 「工藝の道」
...この石屋根は最初寺院建築に用いられたと見るのが至当のようである...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...船岡どのはどちらが至当と思われるか」「失礼ですが」と甲斐は穏やかに云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...寧(むし)ろ鼻というものは舞台の中心に置かれた作り物と見るべきが至当で...
夢野久作 「鼻の表現」
...レミヤ嬢にお悔(くや)みを云わせるのが至当ではないか」……と……...
夢野久作 「霊感!」
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