...僧月照(げつせう)嘗て近衞公の密命(みつめい)を喞(ふく)みて水戸に至る...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...宝暦七年から十二年に至る間に五回にわたって...
石原純 「平賀源内」
...四日行程に至る時は更に新倉庫を設備してその充実を待たねばならぬ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...そして自身の復活永世を信じ得るに至るときは...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...ヨブはここに心に平安を得るに至る...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...常に弟の最後の勝利を得るに至るを云えることなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...亜米利加(アメリカ)は至るところ鳴る...
橘外男 「雷嫌いの話」
...今日に至るまで国の独立を失わざりし所以は...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...これに反して智恵の分量は古来今に至るまで次第に増加して...
福沢諭吉 「文明教育論」
...これと矛盾するに至るものでもあるのである...
三木清 「歴史哲學」
...矩之は維新後明治五六年頃に至るまで津軽家の本所横川邸に居してゐたさうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは今これを筆に上(のぼ)するに至るまでには...
森鴎外 「渋江抽斎」
...就中(なかんずく)日記は文政五年から安政五年に至るまでの三十七年間にわたる記載であって...
森鴎外 「渋江抽斎」
...めりやす「黒髪」位に至ると...
森鴎外 「渋江抽斎」
...自ら権力を握るに至るまでそう装っていたのである」という説の方が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...凡(およ)そ奉行(ぶぎょう)より木挽(こびき)・杣(そま)の輩(やから)に至るまで...
柳田国男 「山の人生」
...今に至るまでの祖先と現在のつながりを思う...
吉川英治 「新書太閤記」
...びろうどや絹のような布は至る処で見受けられた...
和辻哲郎 「アフリカの文化」
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