...一 甲子温泉『白川へ至りて甲子の山見ざらむは...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...同じ年の冬、嘲風の論文中の一個の問題に関して、著者の手に成れる、一個の論文同じ雑誌に出で、翌年に至りて、之に対する嘲風の弁駁と、これに対する著者の答弁と、同じ紙上に出でたり...
高木敏雄 「比較神話学」
...物語らるるに至りて...
高木敏雄 「比較神話学」
...「葦牙」に至りては...
高木敏雄 「比較神話学」
...世界の至る所に物語らるるに至りしや...
高木敏雄 「比較神話学」
...十二時に至りて眼(ねむ)るというような段取りであった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...六区に至りては、園内観物(みせもの)の中心地とも称すべきものにして、区内を四号地に分つ...
高見順 「如何なる星の下に」
...今に至りてはそれも見あきてすたりぬ...
寺田寅彦 「人の言葉――自分の言葉」
...愚の至りではないか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...元祖清信以来この一派固有の画風は清長に至りて今や僅かに劇場の看板と番付絵にのみその名残(なごり)を留(とど)めぬ...
永井荷風 「江戸芸術論」
......
永井荷風 「書かでもの記」
...小川町角仏蘭西書院に至りヱストニヱーの小説二三巻を購ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...エルベ河畔に十五ヶ所の製造所を建設するに至りました...
長岡半太郎 「湯川博士の受賞を祝す」
...はなはだしきに至りては...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...かくの如き理想を述べたる文字に至りては上下二千載(ざい)我に見ざる所なり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...数年前予が今この文を草し居る書斎に対して住みいた芸妓置屋の女将が愛翫したカジカ蛙が合掌して死んだは信心の厚い至りと喋々(ちょうちょう)して...
南方熊楠 「十二支考」
...後には多くの窯でこれを摸するに至りました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...何とも気の毒の至りにたえなかった...
山本実彦 「十五年」
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