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饗庭篁村 「木曾道中記」
...然るに著者は後に至りて之(これ)と反対の言をなしたり...
石橋忍月 「舞姫」
...その生物的弱点により生存を脅されるに至り...
海野十三 「予報省告示」
...その王子をも送りて就學せしむるに至り...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...僅(わず)か二年足らずで折角の事務所を閉鎖するの已(や)むなきに至り...
谷崎潤一郎 「細雪」
...浮世絵は社会の需用あまりに多くして遂(つい)に粗雑なる商品たるのやむなきに至りしなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...電車にて國府臺に至り河上の月を賞す...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...まことに感銘(かんめい)の至りに堪(た)えぬ次第で――ことにただ今は校長...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...コメディーの神様も活眼の士なきを嘆ぜざるを得ざる訳に立ち至りますからな」主人は俯目(ふしめ)になって「どうだか」と云う...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...宗祇の地方遊歴に出かける時に至り...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...ある時はわが心を以て万有の心とする詩人でなくてはたとへ同情はしてもこの高さには至り得ない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...しかもその後に至り酒類の醸造を禁止する法令が出た時には...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...かくて一九一七年に至り...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...春暖に至り種を取ろうと開いて見れば...
南方熊楠 「十二支考」
...申の日に至りてこの島に来り...
南方熊楠 「十二支考」
...またついに余を讒誣(ざんぶ)するに至りぬ...
森鴎外 「舞姫」
...愚の至りというべきだ...
吉川英治 「三国志」
...取得された報酬はその後は常に全く地代の性質を有つに至り...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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