...翌十四日を以て自ら廢刊するに至りました...
石川三四郎 「浪」
...その檀那寺に至りて儀式を執行するをもって足れりとす...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...その家に至りて問い合わすに...
井上円了 「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」
...南をめぐりて東に至り...
大町桂月 「十和田湖」
...かくのごとく人民の頭上に累積せる諸侯大夫に至りてはまったくこれに異なり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...公議を憚(はばか)らず不敬の至り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...五年に至りその画風はますます繊細となり再び純粋の紅色(こうしょく)を用ゆると共にまた軟き緑色(りょくしょく)を施すを常とせり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...夜に至り寒気俄に甚しく...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...依て窃(ひそか)に案ずるに、本文の初に子なき女は去ると先ず宣言して、文の末に至り、妾に子あれば去るに及ばずと前後照応して、男子に蓄妾の余地を与え、暗々裡(あんあんり)に妻をして自身の地位を固くせんが為め、蓄妾の悪事たるを口に言わずして却て之を夫に勧めしむるの深意ならんと邪推せざるを得ず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...扨実際の染色模様などに至りては本人の意に任せて然る可し...
福沢諭吉 「女大学評論」
...はなはだしきに至りては...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...無形の精神の独立に至りては...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...健全に復しがたからんなどの注意さえ受くるに至りぬ...
福田英子 「妾の半生涯」
...あるいは野菜ものの相場に至り...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...必然的に彼らを後に至り子供を産むに適しなくさせる2)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...翌日伴ふて築城の場に至り夜になると必ず壁が崩るゝは合點行ぬといふに...
南方熊楠 「人柱の話」
...泉鏡花先生の御作のみは何時(いつ)の世に至りても紫式部清少納言近松西鶴等の作品と共に不朽なるべき事些も疑ひ無之候...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...民藝という言葉は最近広く用いらるるに至りましたが...
柳宗悦 「北支の民藝(放送講演)」
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