...全く鉄棒の跡なることを知るに至り...
井上円了 「おばけの正体」
...ルレエヌに至りて音樂の聲を傳へ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...かの所謂神話解釈に至りては...
高木敏雄 「比較神話学」
...人間に死あるに至りしは...
高木敏雄 「比較神話学」
...肉筆画の色彩をばかへつて木板画に倣(なら)はんとするに至りぬ...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...夜に至りてます/\烈し...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...夜に至りて益甚し...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...夜に至りて益降る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...南岳白日衣をまとはず釣竿を肩にして桜田門外に至り綸(いと)を御溝(おほり)に垂れて連日鯉魚十数尾を獲(え)て帰りしといふ...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...しかれどもその意義の深微に至りてはこの数語の能く尽す所にあらず...
中江兆民 「『東洋自由新聞』第一号社説」
...やがては花の九重の都に至り上ることはわかっておりますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...人にも自分にも気の毒の至りである...
夏目漱石 「坑夫」
...師の名義に至りては堂々たるもので...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...いよいよ勝敗の極(きょく)に至りて始めて和を講ずるか...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...徳川時代に至りて数学が鬱然として勃興し得たのは偶然でない...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...第四十 風流亡国論客の中川ここに至りて慨然と嘆息し「小山君...
村井弦斎 「食道楽」
...「午後二時に至り刑事課は有力なる証跡を挙げ得たるものの如く俄(にわ)かに色めき立ち...
夢野久作 「暗黒公使」
...其の筆記を読んで其の説話を親聴(しんてい)するの感あらしむるに至りしを以て...
若林※[#「王+甘」、第4水準2-80-65]藏 「怪談牡丹灯籠」
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