...少女の空虚なる羅曼主義(ローマンチシズム)は成熟せる婦人の情緒の第三若しくは第四期に至る迄罰せらるべし...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...至急十五台ほど持って来てくれ...
海野十三 「発明小僧」
...乃至無ク二老死モ一...
高神覚昇 「般若心経講義」
...今至誠病院の一室(しつ)で狂い廻って...
田中貢太郎 「雨夜草紙」
...そうしてちっとも退屈させないで緊張をつづけて行くのは映画としての編成の上に至るところ非常に気のきいた取り扱い方があるおかげであろう...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...内容の枝葉の点に至るまで徹底的に修正されるのであった...
寺田寅彦 「田丸先生の追憶」
...至極自然に理解出来る...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...後に之はやがて古典そのもの乃至古典的文書の解釈法となり...
戸坂潤 「科学論」
...何かに向かって吠えている彼を至る処に...
戸坂潤 「思想としての文学」
...【教育的意義】 以上のように社会哲学なるもの乃至社会哲学的な要素は...
戸坂潤 「辞典」
...張之洞の軒語等に至るまで...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...京成電車にて海神に至り日暮家にかへる...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...至れり尽せりの近代設備が櫛比(しっぴ)して...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...遂(つい)ニハ自主自裁ノ特権ヲ以テ国内ヲ悩マスニ至ルベシ...
福沢諭吉訳 「アメリカ独立宣言」
...これは後に至って過大なりとして排斥されたものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...六朝から李唐に至る間...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...乃至(ないし)は天の雷神の娘を娶(めと)ったという類の話もあるのである...
柳田国男 「年中行事覚書」
...「それがしの武勇では、危ないと仰せられるのでござるか」張飛が不平を洩らすと、「いや、汝の性質は、至って軽忽で、さわがしいばかりであって、そのため事を仕損じ易いから、わしはその点を危惧(きぐ)しているのだ」と、玄徳は飾らずいった...
吉川英治 「三国志」
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