...従つて歴史乃至伝記と実は少しも異る所なし...
芥川龍之介 「小説作法十則」
...それをどうするんです」「僕は大至急東京へ帰らねばなりません」「そんな身体で...
海野十三 「暗号数字」
...爭鬪を見るに至つた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...中頃に至って要諫(ようかん)とはいい更(か)えたり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...乃至虚偽意識を意味するようになる...
戸坂潤 「科学論」
...理研の科学的研究によるパテントは至る処に...
戸坂潤 「読書法」
...この三つの部分乃至部面は夫々の間に一応の独立性を持っている...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...遂に書物をそこに投げ出すに至るかも知れない...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...服牛の制作に至つて初めて農事といふことを聯想し得る...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...早朝墨水ノ家ヨリ本社ニ至ルノ間...
成島柳北 「祭舌文」
...たとい日光がここに至らずとも...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...私もじっと落ち着いた気持ちもなく今日に至りました...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御内公(うちぎみ)令郎(れいらう)至おさよどの(おさよどのにいたる)まで...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此日の記に至つては...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自然にその恩恵を味わい得るに至ることもあるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ただ下論の先進篇に至って...
和辻哲郎 「孔子」
...翌一五七九年の秋に至るまで十カ月の間伊丹有岡城に拠って反抗を続けたのであった...
和辻哲郎 「鎖国」
...その後一六三五年の海外渡航禁止に至るまでの海外渡航船は百四十八隻以上であったといわれている...
和辻哲郎 「鎖国」
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