...この卑近な幸福を自覚する僥倖(ぎょうこう)を持たないに相違ない...
寺田寅彦 「鑢屑」
...自分を大衆として自覚することだ...
戸坂潤 「学生の技能と勤労大衆」
...それを自覚するとしないとに関係なく...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...存在との存在上の直接的同一性を自覚することは出来ない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...インテリゲンチャはその知能的技能を自覚することによって...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...作者が自覚することではない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...元来ギャングは多少とも反社会的と自覚する限り...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...自覚する力のないものほど危っかしいものはないのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...自覚するということは強制的に承認させたり...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...自覚すると否とは別としても...
長與善郎 「青銅の基督」
...これは実感であると自覚するほど作用が鋭くなかったため――この真直な道...
夏目漱石 「坑夫」
...自己自身の世界史的使命を自覚することによって...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...それを予め自覚することによつて...
萩原朔太郎 「易者の哲理」
...厳しい希望だけに炎(も)えてゐることを一層はつきり自覚するのが愉快だつた...
牧野信一 「山を越えて」
...場所的自覚とは現実の中で現実を自覚することである...
三木清 「哲学入門」
...自己の存在という事を自覚するのが...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...能のヨサを第一義的に自覚するには「日本人が...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...女性が互に現在の自己の暗愚劣弱を徹底して自覚することがその第一歩であると確信するに到った...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
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