...けれども今までに取りとめてこれこそ北海道で受けた影響だと自覚するようなものは持っていない...
有島武郎 「北海道に就いての印象」
...近来ます/\杢兵衛(もくべえ)太五作式になったことを自覚する...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...――文芸が一つの認識であるということを自覚することが...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...だから必ずしも実験の意義の重大な所以を自覚することにはならぬ...
戸坂潤 「技術の哲学」
...尤も批評家がこの建前を自覚するしないは別問題で...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...こうやって資本の内へ編制されて行くのを自覚することは併し...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...だが形式的なものがいつも自らを無内容なものとして自覚するならば...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...自覚するということは強制的に承認させたり...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...自覚する余裕もありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...満足に自覚するのだろう...
夏目漱石 「永日小品」
...精神の存在を自覚する事はない...
夏目漱石 「虞美人草」
...始めて我々が文芸に従事する事の閑事業でない事を自覚するのであります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...自覚するものでなければならない...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...そして自分が歯車の動きを止める力を自覚するためには...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...そうと自覚すると...
久生十蘭 「だいこん」
...その極印が誰の眼をも逃れないと自覚するからです...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...ところで自己を時代において自覚するということは...
三木清 「親鸞」
...もういけないと自覚すると...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索