...即ち日本人は国民的統一をなすべき機運の到来を自覚するようになりました...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...厭気(いやけ)のさしたのを自覚すると...
海野十三 「壊れたバリコン」
...併しシェーラーの――自覚すると否とに拘らず――真の敵はコントに在るのではない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...――文芸が一つの認識であるということを自覚することが...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...処が世論は自分が一つのイデオロギーであることを自覚するのを欲しないのか自覚しても之を告白するのを欲しないで...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...だが形式的なものがいつも自らを無内容なものとして自覚するならば...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...次の機会に取り上げねばならぬことを自覚するわけである(凡てのテーマをあげ尽したいというような形で...
戸坂潤 「思想としての文学」
...作者が自覚することではない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...却って夫を批評の高揚期だとして自覚する...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...自ら自覚するとせざるとにかかわらず...
中里介山 「大菩薩峠」
...自覚するものでなければならない...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...おそらくは怖気(おじけ)の根本的矯正(きょうせい)法は自身の正しきを自覚するにありと思う...
新渡戸稲造 「自警録」
...その極印が誰の眼をも逃れないと自覚するからです...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...一個の犠牲であった歴史の現実までを描き出そうという努力を自覚する時期に入った...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...人知れず嘲笑しているポカン自身の脳髄の冷めたさを自覚すると同時に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...能のヨサを第一義的に自覚するには「日本人が...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...淋しい永遠の旅人を自覚する...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...このことを民衆が自覚するに至ったのは...
和辻哲郎 「鎖国」
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