...とにもかくにも自分が尊敬されていることを自覚している人々は光栄あるものではあるまいか?ある日の午後...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...しかも自覚している...
高神覚昇 「般若心経講義」
...今では女も自覚しているから...
田山花袋 「蒲団」
...自信のないことを自覚している演芸ほど見ていて苦しいものはない...
寺田寅彦 「柿の種」
...そうしてそれを自覚している人でなければこれほど無邪気にはなれまいと思ったことであった...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...又之に由来することをば理論的にも自覚しているものでなくてはならぬ...
戸坂潤 「科学論」
...それは初めからプロレタリアの利害意識を自覚しているのだから...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...を自覚しているかいないかという判定は甚だムヅかしいわけだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...そうして黙っていることがいかにも半間(はんま)であると自覚している...
夏目漱石 「三四郎」
...充分の心境に達していないことを自覚している...
萩原朔太郎 「老年と人生」
...あらゆる瞬間にも心の底から自覚している...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...父は自覚しているのか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...必要な監視を自覚している人々は...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
...脱皮が必要に迫っているということを自覚しているところまでは敏感でなかった状態であったから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分でもウスウス自分の精神異常を自覚しているので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...このたびは進んで長政殿の御案内に従(つ)いて来た次第にござりまする」すでに自分の老(お)い先(さき)と命(めい)を自覚している石舟斎は...
吉川英治 「剣の四君子」
...いわんや国業とまで理想し自覚しているほどなものはほとんどなかったといっていい...
吉川英治 「新書太閤記」
...明白に自覚している...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
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