...其の自若として無慙(むざん)の蜚説(ひせつ)に意を留めざるは...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...自若として自ら刎ね...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...いつもの通りに自若としているように見えた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...朝野がひとり泰然自若として坐っていた...
高見順 「如何なる星の下に」
...泰然自若としてるのではなく...
豊島与志雄 「好人物」
...しかしクリストフは自若として...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただ楽長のみは泰然自若として...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...寂寞の中で自若としてみずから語りつづけるその声の響きは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...鉄石大公ウェリントンはそれでもなお自若としていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...警官は泰然自若としてその場所に立っていたが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その足どりも甚だ確かなもので従容自若としていたとはいわれる...
野上豊一郎 「パリの地下牢」
...平次は自若として驚く様子もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大した手柄になるぜ」平次は自若として動きさうもなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俺の親類の五郎さんぢやねえやな」平次は自若として...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼の頭は短かい猪頸の上に泰然自若として鎮座してゐたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...敏活に自若として...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...哲学者と同様に泰然自若として死なせる立派な論拠なのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自若としていたが...
吉川英治 「三国志」
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