...全く被告の犯罪行為は其処に何等の自発的な意志を伴つてはゐないのであります...
伊藤野枝 「ある女の裁判」
...自発的な反動でなく...
田山録弥 「エンジンの響」
...そこから受ける暗示は読む人の自発的な活動を誘発するある不思議な魔力をもっている...
寺田寅彦 「案内者」
...意識する主体の自発的な能動性を有っているのである...
戸坂潤 「科学論」
...民衆の自発的な文化・思想・の要求によって...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...併し暴動農民の自発的な要求の一つに...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...この新聞紙反動化現象は社内幹部の自発的な決心によるものでもあるが(例えば自分の新聞紙以外のジャーナリズムに於て記者は言論を発表してはならぬという箝口令が社内で下された――恰度軍人は軍部大臣を通じて大蔵省の官吏は蔵相か次官を通じてしか物を云ってはならぬということになったように)...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...その技術の自発的な行きづまりにまで転嫁される...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...之は人間の自発的な実際活動に俟つ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...意識を進める自発的な力を意味しようとするものである...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...まったく自発的なものでなければ何も作らないという...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...課長室に戻って総監の自発的な行動を...
久生十蘭 「魔都」
...自発的なこの種の分割は余り行われず...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...私たちの考える能力をこれまでのかたくるしい修養修養という型からの〔数字分破損〕自発的な一日の計画に敬意をはらって日本のラジオも...
宮本百合子 「朝の話」
...自発的な一歩の前進を誘われずにいないような仕事の基準のわけである...
宮本百合子 「現代文学の広場」
...気分も自発的なところが大分減っていらっしゃいます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自発的な愛情からでなしに結婚に入ろうとする若い女の人たちの心理がよく思いやられます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...新劇くずれその他の俳優などの大部分は自立的な自発的な芸術意慾を衰弱させてしまい...
三好十郎 「俳優への手紙」
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