...「自然人と法人を区別する」といった使い方が一般的...
...「自然人としての魅力」などと使われることがある...
...自然人形はそこで振り落されることになる...
江戸川乱歩 「鬼」
...自然人間の胸に巣を組まねばならなくなつた...
薄田泣菫 「茶話」
...私どもはただ自然人としての自分のみを見ずして...
高神覚昇 「般若心経講義」
...……句作三境事……………………説明式事柄景……………………描写的自然人生の恣(マヽ)態象……………………表現真の具体化(門を入るは易く堂に上るは難し)四月十五日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...自然人の未開や野蛮が横たわっているからである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...画家や音楽家や俳優などの卵どもであって、ヴァン・ダイク、レンブラント、ベラスケス、ベートーヴェン、などのよく知られてる様子をまねたり、りっぱな画家、りっぱな音楽家、りっぱな労働者、深遠な思想家、快活な好男子、ダニューヴの百姓、自然人、などの役割を演じたりしていた……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この先賢が私の郷邑の自然人事について詠んだ幾多の詩は「春草堂詩鈔」にのせられて残つてゐる...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...粗野に逞しい精神をもつた自然人であり...
萩原朔太郎 「小説家の俳句」
...千家元麿は「生れたる子供」「生れたる自然人」だ...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...一方は「自然人」の代表であり...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...自然人から軽侮を受ける結果になっていたかもしれぬと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...抽象的な孤立した自然人というような者はない...
矢部貞治 「政治学入門」
...私という一個の自然人が...
横光利一 「欧洲紀行」
...自然人望に富むという取柄(とりえ)もあるから...
吉川英治 「三国志」
...自然人であった天平の人の間にこのことのあるのは不思議でない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...それが自然人の心情に適合した仕方でのみ受け容れられたとしても...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...この自然人の心にとっては...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...自然人生の種々の姿の描写は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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