...彼女は自棄的になりがちなので、しっかりとサポートする必要がある...
...自棄的な態度を取る人には近づかないようにしよう...
...自棄的になる前に、一度深呼吸してみましょう...
...彼は失恋後、自棄的な日々を過ごしていたが、今は立ち直って元気になった...
...自棄的な気持ちから、彼はついつい飲みすぎてしまった...
...ラデックやディラード教授のように犯罪の当初からなかば自暴自棄的な心理が働いているのではなく...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...私の自棄的身心をさらけだした...
種田山頭火 「其中日記」
...自暴自棄的なものですが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...私がひどく自暴自棄的な感情に襲われたことは覚えているが...
外村繁 「日を愛しむ」
...彼は半ば自棄的な苦笑を浮べて云った...
豊島与志雄 「死の前後」
...虚無の自棄的な肯定のうちに弁解を見出していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その半ば自棄的な気持の底から...
豊島与志雄 「反抗」
...どん底に落着いたような自棄的な心だけが...
豊島与志雄 「反抗」
...やがて現実そのものも自棄的に放擲するような事となるのであろうか...
中井正一 「知識と政治との遊離」
...追い詰められた弱い者が突然攻勢に出て来る時のような自棄的なものがあるような気がするのである...
中島敦 「狼疾記」
...が、語る!怒り、淋しい頽廢の怒り、閃く、自棄的な時、どこにも快活な、何物へも得意さと云ふものが現はれない日、病的な程堪へ難い日がある...
萩原恭次郎 「純情小曲集」
...なにがレエヌをあんなに自棄的にさせるのでしょう...
久生十蘭 「キャラコさん」
...……じぶんの厭世的な感情も、自棄的な態度も、絶え間ない自殺への憧憬も、それらは、みな、じぶんの母国へのやるせない郷愁のせいであったということを! 母国!……この最後の時になって、はじめて、はっきりと、それを了解した...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...息子が間に合はなかつたなんていふことになつたなら……」「…………」彼は自棄的な言葉などは吐けなかつた...
牧野信一 「裸虫抄」
...そういう最後の自棄的な方策が世間には必要であることを否定しないで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一朝の刺戟で大胆な自暴自棄的境界に踏み込むことはあり得る...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そうなると一種自暴自棄的の勇気が出て...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...その中から自暴自棄的な行動をとるものも出て来たのである...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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