...更に三十部自弁して合せて九十部を世界各国の著名の大学や眼科医へ寄贈したのであります...
石原忍 「色盲検査表の話」
...同時に衣類は自弁することとなり...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...衣類を自弁するため...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...絣(かすり)を自弁でつくったり...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...この時代は衣類などは自弁するので...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...自弁出来ない人を世話するために私の都合も好いので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...自弁で見合なんかさしておいて...
豊島与志雄 「白い朝」
...大名の参勤交代でもその通りで皆大名の自弁であった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...これらも軍役に準じてやはり自弁でせねばならなかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...時々は日曜以外に自弁休養をやるではないか...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「奥さんこれが僕の自弁(じべん)の御馳走ですよ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...だって自弁は御勝手で...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...一円八十銭の作業服自弁...
宮本百合子 「工場労働者の生活について」
...食事は自弁であった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...製作者津上氏が自弁していた銅像建設の実費を弁償し得た以上には...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...下級の新聞社員がまた自弁で円タクを飛ばすであらう...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...彼等は甚だ勤勉で一日の賃金(食事は自弁)が六十銭である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...弾も、刀も、草鞋(わらじ)までが、自弁だ...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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