...自由自在に打ちのばしがきくようにされるのである...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...自在に独創を発揮し...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...水母(くらげ)みたいに自由自在になっている...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...歩いてゆくと身體に附いてゐた騷ぎがばつたり靜まつたやうな氣がする自然の靜かさが萬物を領す何處までも景色と一緒に歩いて行ける自由自在に空氣と一緒に流れてゆく...
千家元麿 「自分は見た」
...このような美しく貴重な自然を勝手自在にわが物同様に使用し時には濫費してもいいという...
寺田寅彦 「写生紀行」
...親戚(しんせき)の婦人たちが自由自在に泣けるのが不思議な気がした...
寺田寅彦 「自由画稿」
...自由自在に滑り廻ることが出来る...
中谷宇吉郎 「大雪山二題」
...後者は奔放自在に筆を駆使して天に登ったり地にもぐったりして端倪を知らざるものがある...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...自由自在に女にも男にもなれるという重宝な野郎だが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小さな眼をした男は薄い唇を自在に動かして...
原民喜 「霧」
...外国の浜里で自在に劫略もする...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...一家の経済は挙げて夫の自由自在に任せて妻は何事をも知らず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...自在になつてゐるので...
水野葉舟 「言文一致」
...頭だけ飛行自在にしてやると教えたに始まると(六年前四月二十日の『ネーチュール』)...
南方熊楠 「十二支考」
...宗達が嘗つて人間を自在に登場させた可能が封じられて...
宮本百合子 「あられ笹」
...ゴのつき合いは自由自在にひろがれるからいいと云っていたわ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自在に海の美を説く必要があるのである...
柳田国男 「雪国の春」
...自由自在に鳴り出るのでしょうか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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