...だから自制して、量をすこしでも殖やすまい、減らして行きたいと、これはたいへんな努力をしていたと思う...
梅崎春生 「狂い凧」
...いけないと必死に自制しても...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...よほど自制していたらしゅうございます...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...たえず自制していたので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まだわたしは自制して...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...「いけないなあ」自制しても効能はそのときだけで...
長谷川伸 「奇術考案業」
...今は自制してちょうだい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...雪之丞は、やっとのことで、自制して、心を落ちつけて、居並ぶ仇敵たちの様子を探ろうとするのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それを自制して心のこもった眼差しで飽かずぐるりを眺め壁をながめ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自制しておさえつけた鋭どさが...
三好十郎 「肌の匂い」
...中将は胸を何かでおさえつけられる気もするのであったが自制していた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どこまでも自制していた大将も堪えられないようにほろほろと涙をこぼすのが哀れであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...人と逢(あ)っている時だけはよく自制して醜態を見せまいとしても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼も注意ぶかく自制していたが...
山本周五郎 「青べか物語」
...自制してはいるが...
山本周五郎 「風流太平記」
...誰れも自制してはゐるが...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...自制しているふうだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...「いけない! 見苦しい」自制して...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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