例文・使い方一覧でみる「自分達」の意味

...「自分たちでできることなら、お金を払わずに自分達でやる方が良いよ」...

...自分達が手を下して闇から闇へ送ってしまった胎児（たいじ）の怨霊のせいに違いないと思いこんでしまう... 自分達が手を下して闇から闇へ送ってしまった胎児の怨霊のせいに違いないと思いこんでしまうの読み方
海野十三「夜泣き鉄骨」

...自分達は進んで創作界から葬り去る役を勤めたいと思つてゐるといふのだ...
薄田泣菫「茶話」

...其がみんな自分達の内心に持っているものを思わず顔に露出して腰かけている...
高村光太郎「人の首」

...自分達の姿が見えないのか二人は何も云はない... 自分達の姿が見えないのか二人は何も云はないの読み方
田中貢太郎「蛾」

...自分達はあの青年の氏も素姓も知らないのだし... 自分達はあの青年の氏も素姓も知らないのだしの読み方
谷崎潤一郎「細雪」

...二人の少年は自分達の寝床に残された... 二人の少年は自分達の寝床に残されたの読み方
ディッケンス　Dickens 森田草平訳「クリスマス・カロル」

...――「何という巧（うま）い琵琶師だろう！」――「自分達の田舎ではこんな琵琶を聴いた事がない！」――「国中に芳一のような謡い手はまたとあるまい！」するといっそう勇気が出て来て... ――「何という巧い琵琶師だろう！」――「自分達の田舎ではこんな琵琶を聴いた事がない！」――「国中に芳一のような謡い手はまたとあるまい！」するといっそう勇気が出て来ての読み方
小泉八雲　Lafcadio Hearn 戸川明三訳「耳無芳一の話」

...自分達女の手には及ばぬ人のように思えた... 自分達女の手には及ばぬ人のように思えたの読み方
直木三十五「南国太平記」

...それを自分達で喰べもせずに... それを自分達で喰べもせずにの読み方
中島敦「光と風と夢」

...そこで自分達を待ってたんだそうだ... そこで自分達を待ってたんだそうだの読み方
夏目漱石「坑夫」

...こんなところにまで駈け落ち同様に追ひ込まれて来た自分達の考へが...
林芙美子「浮雲」

...危く溺死しかゝつたところを自分達が救ひあげたのである... 危く溺死しかゝつたところを自分達が救ひあげたのであるの読み方
牧野信一「鬼の門」

...自分達が何處から生れて來たかを訝かしがつて... 自分達が何處から生れて來たかを訝かしがつての読み方
水上瀧太郎「貝殼追放」

...今にも自分達が殺されてでも仕舞いそうになって... 今にも自分達が殺されてでも仕舞いそうになっての読み方
宮本百合子「お久美さんと其の周囲」

...自分達が成るべくバアナアド・シヨウの劇を観たいと云つたら... 自分達が成るべくバアナアド・シヨウの劇を観たいと云つたらの読み方
與謝野寛、與謝野晶子「巴里より」

...自分達にヤング氏が「之（これ）を見て下さい」と云ふので青く塗つた大きな柱を仰ぐと... 自分達にヤング氏が「之を見て下さい」と云ふので青く塗つた大きな柱を仰ぐとの読み方
與謝野寛、與謝野晶子「巴里より」

...自分達の買つた羽は中位（ちゆうぐらゐ）の品で... 自分達の買つた羽は中位の品での読み方
與謝野寛、與謝野晶子「巴里より」

...自分達の事のように... 自分達の事のようにの読み方
吉川英治「新編忠臣蔵」

「自分達」の読みかた