...さらずば自分のための養生喰いをする乎...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...かくの如く人間は自分のためのみを思う利己心と...
丘浅次郎 「人道の正体」
...もちろん自分のための利己的な悩みはないでしょう...
高神覚昇 「般若心経講義」
...そういう意味から言えば自分にとってはマーブルの卓上におかれた一杯のコーヒーは自分のための哲学であり宗教であり芸術であると言ってもいいかもしれない...
寺田寅彦 「コーヒー哲学序説」
...自分のためのみならず人のためにも便利であり「能率」のいい所行であるように思われる...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...之がみずから自分のための形式を分泌形成する時が...
戸坂潤 「科学論」
...自分のための新しいタイプを...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...何んな事件が起らうとも朝の幾時間かは夫々自分のための仕事にたづさはるといふ掟の下に...
牧野信一 「南風譜」
...自分のためのノートか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分のための教訓なのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私は自分の建てた自分のための倫理を尊重すると同時に...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
便利!手書き漢字入力検索