...俺が自分と他人とを區別する必要から拵へ上げたのではなくて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...併し自分と他人と...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...いやだいやだと思いながら自分と他人とを苦しめているのが堪(た)えられない...
有島武郎 「或る女」
...他人は他人の勝手にまかして置くと云ふのが本当なのですけれど自分と他人との区別をはつきりたてることの出来ないのが大抵の人の悪い欠点です...
伊藤野枝 「従妹に」
...私はだん/\に自分と他人の区別をたてる事が出来て来た...
伊藤野枝 「感想の断片」
...場合によると之は自分と他人とをゴマ化す観念論者の最も都合のいい口実だからだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
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