...自分というものの居すわり所までぐらつかせた...
有島武郎 「或る女」
...自分というものをまったく棄てて父様のために捧げようと決心している今...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...科学者はなるたけ自分というものを捨ててかかろうとする...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...自分というものがこの瞬間...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...自分というものが完全に二つに分裂していることを自覚させる場合は少い...
外村繁 「澪標」
...なにくわぬ面(かお)で今日まで生きていられた自分というものが...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分というものの...
中里介山 「大菩薩峠」
...名古屋へ行くのは後戻り……つまり自分というものは...
中里介山 「大菩薩峠」
...離れてはならない自分というものは...
中里介山 「大菩薩峠」
...今まで自分というものの提言に反(そむ)いたことのない与八が...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分というもののこし方も...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこへ無断侵入を試みた自分というものは...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼女は自分というものの力が...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...「あたし助かったんだわ」自分というものを...
久生十蘭 「肌色の月」
...人々はできるだけ自分というものを目立たせないように努力した...
宮本百合子 「現代の主題」
...これが自分というものだ...
三好十郎 「ゴッホについて」
...自分というもののために不快な思いにお悩まされになったかもしれぬと思うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ただ冷たく凝結していた自分というものが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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