...又此の自信を持つことそれ自身は彼等にとつて非常の幸福に違ひないから...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...自分の才気と力量と美貌(びぼう)とに充分の自信を持つ葉子であったら...
有島武郎 「或る女」
...子供を完全に育てるというだけの自信を持つには...
伊藤野枝 「「別居」について」
...この支那人にひけを取らないだけの自信を持つてゐるが...
薄田泣菫 「独楽園」
...自信を持つことが出来ません...
太宰治 「自信の無さ」
...ナオミは真に強い自信を持つようになり...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...今自分が他の誰のでもない彼自身の足の上にしつかりと立つてゐる自信を持つたときに...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...自分のきりやうに自信を持つてゐるだけに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無性に自信を持つてゐたものだけれども...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...自信を持つて堂々とその下に“Noah Webster”と署して発行した...
牧野信一 「悪筆」
...この頃三木は馬に相当の自信を持つことが出来た...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...彼女は自分の左ういふ表情に餘程の自信を持つてゐるかのやうに...
牧野信一 「痴日」
...自分の技倆に非常の自信を持つ様になったお関はすべての行為を前よりも数倍大胆に大股に行って行ったけれ共...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...その事に自信を持つているようである...
三好十郎 「肌の匂い」
...明石(あかし)はいささか自信を持つことができるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...駄作を承認する襟度に一層の自信を持つようになったのは...
横光利一 「作家の生活」
...ここに大量製産にかかる自信を持つに至った新兵器であった...
吉川英治 「三国志」
...些(いささ)か腕に自信を持つ一人の料理人が...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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