...泳ぎに自信のない自分はどうすれば助かるだらうかなどといふ心配を始める...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...自信のない外国語は...
薄田泣菫 「茶話」
...なんとあらゆることに自信のない私たちよ...
高見順 「如何なる星の下に」
...自信のないことを誇りにしているような...
高見順 「如何なる星の下に」
...あの人の自信のない卑下していらっしゃる様子を見ては...
太宰治 「皮膚と心」
...自信のないことを自覚している演芸ほど見ていて苦しいものはない...
寺田寅彦 「柿の種」
...自分の才分に自信のない笹村にとって...
徳田秋声 「黴」
...甚だ自信のないことを言ひます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若い者は止めても聽き入れちやくれません」お辰は自信のない調子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...容貌(かほ)に自信のない三十女が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自信のない顔つきになる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...幻影(まぼろし)でも見ているひとのような自信のない眼付きで...
久生十蘭 「キャラコさん」
...何等自信のない研究を急いで発表することは躊躇する...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
...丁度自信のない女優のように手を叩かれるのをガツガツとするわけです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自信のない調子で鳴きはじめるのであった...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...自信のないものは...
吉川英治 「三国志」
...信心に自信のない僧自身がいうのじゃ...
吉川英治 「親鸞」
...とても越えられそうもないや)自信のない眼で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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