...あれは左程自信がないと云ったのも恐らく其時だったろう...
芥川龍之介 「豊島与志雄氏の事」
...僕は固より自分自身に就いて相應の自信がないものではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...從つて人を救ひ得ると云ふ自信がない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...あるいは社会問題としての癩に貢献する確乎たる自信がないかぎり...
伊丹万作 「映画と癩の問題」
...(ヴィヨン)「自信がないんだよ...
太宰治 「乞食学生」
...教養? それにも自信がないだろう...
太宰治 「如是我聞」
...悲しい事に積極的にも消極的にも自信がない...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...さすがに自信がないらしかった...
徳永直 「あまり者」
...必ずや相当の自信がないものではないと思わせられるのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...まだ知らぬ大洋を安全に行き得る自信がない...
中里介山 「大菩薩峠」
...つまりきまりがわるいのさ」「ホホホホ妙ですわね」きまりのわるいのは自信がないからである...
夏目漱石 「野分」
...自分の腕に自信がないだけに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自信がないものだから...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...六月の旅は身体に自信がないとか言ってる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...自信がない点があるが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...なにやら自信がないだけだよ...
北條民雄 「鬼神」
...失敗した後に結局夢想家であつたことに気づいて秘かに顔を赤らめる父であつたから余程の自信がないと先のことを云はない質だつたが...
牧野信一 「円卓子での話」
...しかしそれで自信がないのなら...
山本周五郎 「新潮記」
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