...推参(すいさん)の客は自ら名のり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...色々に趣味をもって自ら慰めて居りました...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...自ら修飾されたものであろう...
外村繁 「澪標」
...君は自ら言つて居るやうに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼は自ら押し潰した...
豊島与志雄 「反抗」
...しかし彼はそれを少しも自ら知らなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自ら生活する道を男性の手から奪った...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...可哀さうですからと自ら寝衣(ねまき)のまゝで...
永井荷風 「一月一日」
...座中自ら春を生ずる自らはよけれど...
萩原朔太郎 「花あやめ」
...できるだけ自らを卑しめたときにかぎるのだ...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...自らの心乱してある時の息のやうなる雪の音かな雪の音は雨の音と異つて...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...寧ろそんな行為が僕に対する好意であるといふ風に自ら吹聴してゐる男であつた...
牧野信一 「沼辺より」
...と自ら戲れいへる歌なり...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...谷を脚爬(あがき)て力に誇り自ら進みて兵士に向かう...
南方熊楠 「十二支考」
...あるいは彼ら自らの上に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人々は自らを咎(とが)めるべきであって...
柳宗悦 「工藝の道」
...孔明が見えたと聞くと彼は自ら歩を運んで...
吉川英治 「三国志」
...その権威の分身として自らも権威を持った地方的君主の中には...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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