...国家の力が増大するにつれ自ら常備の傭兵軍を保有する事となった...
石原莞爾 「戦争史大観」
...策士は仕掛けた穴に自らはまる...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...妻君自ら客の膳の上げ下ろしをするつもりで...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...以て退守自ら安ぜんとせる當局を刺激して...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...諸氏ひとしく自らの身の丈(たけ)よりも五寸ほどずつ恐縮していた...
太宰治 「HUMAN LOST」
...おまけに自ら称するところによると知的な婦人だった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...のみならずカントの正統的継承者として自らも許し他も許したフィヒテは...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...蓋し伯は伯自ら声言したる如く...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其行動両つながら極端に失して一点和協の意なければなり其結果として衆議院は内閣の処決を促がすと称して自ら停会し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...自ら途が開けて居た...
豊島与志雄 「反抗」
...永い一生をとおしてそのために自ら苦しみ...
中勘助 「結婚」
...読者が自ら所有するか否かにのみかかっている...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...仕事の集金を自ら引受け...
牧野信一 「鬼涙村」
...縦(よ)しその人は自ら感じたる歌を善き歌と思ひたりとも...
正岡子規 「人々に答ふ」
...強ひて自ら押へてゐる...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...この棒と海綿とを喉に突っ込んで自ら窒息した」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我れ写真派たりと曰はゞ即ち自ら其活溌たる詩眼を蔽ふに一種の色眼鏡を以てする者にあらずして何ぞや...
山路愛山 「詩人論」
...そなたは帯(お)びておるその短刀をもって自ら腹を切って死ね...
吉川英治 「黒田如水」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??