...吾も人も自と歌會に往くのが非常に張合があつて愉快である...
伊藤左千夫 「竹の里人 一」
...父親というのはバルト地方の貴族を出自とするロシア系ドイツ人であり...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...他と自との交錯する上に完全に動いて行つて...
田山録弥 「或新年の小説評」
...私の言つた自と他との関係...
田山録弥 「或新年の小説評」
...この他が何の位まで自と一致してゐるか...
田山録弥 「西鶴小論」
...又は通人などに見るあきらめから起つた消極的の自とは反対に強い強いところがある...
田山録弥 「西鶴小論」
...自と他とが一つの有機体に結合することによってその結合に可能な最大の効率を上げ...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...第一に目につきましたのが一月一日の新聞『棚橋絢子刀自と令息一郎翁』といふ見出しの記事で百一歳の棚橋先生と七十九歳の御令息一郎先生との御寫眞が出て居ります...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...各自と生命を共にし...
新渡戸稲造 「自由の真髄」
...かくて根源的空間性即ち自と他とを隔てる外面性は全く克服されるやうに見える...
波多野精一 「時と永遠」
...はじめて愛として甦へり自と他との共同として成立ち得るのではなからうか...
波多野精一 「時と永遠」
...自と他との共同は...
波多野精一 「時と永遠」
...それ故自と他との兩實在者の交渉は...
波多野精一 「時と永遠」
...しかもこの合一が自と他との二つの中心の間に行はれることが愛の本質的特徴である...
波多野精一 「時と永遠」
...年寄の涙もろさから自と流れ出るものと思いなすかもしれない...
宮本百合子 「大いなるもの」
...自と他は既にそのように結び合わされてしまっている...
三好十郎 「「冒した者」について」
...刀自という名の意味が不明になった結果...
柳田国男 「木綿以前の事」
...此の方針を失つた集団の各自とる可き方法は...
横光利一 「頭ならびに腹」
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