...自己の獲得する所は自と他と共に所有するが如きもの...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...吾も人も自と歌會に往くのが非常に張合があつて愉快である...
伊藤左千夫 「竹の里人 一」
...父親というのはバルト地方の貴族を出自とするロシア系ドイツ人であり...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...他と自との交錯する上に完全に動いて行つて...
田山録弥 「或新年の小説評」
...私の言つた自と他との関係...
田山録弥 「或新年の小説評」
...この他が何の位まで自と一致してゐるか...
田山録弥 「西鶴小論」
...又は通人などに見るあきらめから起つた消極的の自とは反対に強い強いところがある...
田山録弥 「西鶴小論」
...更に進んでは自と他の上に融合する深い心理を……...
田山録弥 「自からを信ぜよ」
...始めて人間の自と他との区別が分つて来るのである...
田山録弥 「自からを信ぜよ」
...自と他とが一つの有機体に結合することによってその結合に可能な最大の効率を上げ...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...第一に目につきましたのが一月一日の新聞『棚橋絢子刀自と令息一郎翁』といふ見出しの記事で百一歳の棚橋先生と七十九歳の御令息一郎先生との御寫眞が出て居ります...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...各自と生命を共にし...
新渡戸稲造 「自由の真髄」
...自と他との區別の存する限り...
波多野精一 「時と永遠」
...それ故自と他との兩實在者の交渉は...
波多野精一 「時と永遠」
...自と他は既にそのように結び合わされてしまっている...
三好十郎 「「冒した者」について」
...」昔妙齢にして長刀を錬習した柏が今曾能子刀自として健在せることは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...刀自という名前はその造酒司にあった三つの大酒甕(おおさかがめ)の名として残っていたのが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...此の方針を失つた集団の各自とる可き方法は...
横光利一 「頭ならびに腹」
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