...――之が俺自身の答であつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...竹山自身も亦、押へきれぬ若い憧憬(あこがれ)に胸を唆(そその)かされて、十九の秋に東京へ出た...
石川啄木 「病院の窓」
...もしもドアの上の換気窓が開閉自由ならば...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...自分でやらないと...
高見順 「いやな感じ」
...自首して、あいつらに鼻を明かしてやりさえすれば、それでいいのだ...
林不忘 「安重根」
...……やっと自分の生活の言いわけが見つかったような気がしますの...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...自分は注意しなくってはいけない...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...自然のなりゆきとして...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...ふいと二つの猫(ねこ)の個性だか自由意志だかが現われて二つがちがった挙動をするようになる...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...後の場合の方法は世界それ自身に又その科学に...
戸坂潤 「科学方法論」
...空間自体・哲学的時間・哲学的運動・をその弁証法的契機とすると云ってよい...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...学校自身の営業方針から云って...
戸坂潤 「社会時評」
...甘ったるい感情の自慰のようなものであろう...
外村繁 「夢幻泡影」
...なぜなら自分に満足していたから――そしてそれも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分がいたとて、癒らぬものは癒らぬ)と、呼びに来られると、考えた...
直木三十五 「南国太平記」
...自分などの生まれ故郷ではツボキ...
柳田国男 「海上の道」
...彼は善く自分の製作を観て自分の芸術の精神を領解した...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...と自分が正直に斷わつても...
吉川英治 「折々の記」
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