...この崖に臨むあたりは...
芥川多加志 「四人」
...玉樹の風前に臨むが如し...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...理想は常に現實の上に臨む力として其實現を求めてゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...もって笑いつつ天災地変に臨むことができると思うものの...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...彼は人に臨む艱難を以て罪の結果と見...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...世に処するはあたかも戦争に臨むと同じく...
丘浅次郎 「生物学的の見方」
...其の死に臨むや高僧のやうに徹底してゐて少しも煩悶しなかつた...
高浜虚子 「椿子物語」
...水の涸(か)れやすい流れに臨む水車小屋の義である...
辰野隆 「雨の日」
...上述の青春を以て吾々は之に臨む...
豊島与志雄 「神話と青春との復活」
...斯うした卑劣と臆病と破廉恥とが野蛮に臨む文明の典型的な姿態(すがた)である...
中島敦 「光と風と夢」
...実際に臨むといやにへえへえする...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...行為的直観的に我々に臨む世界は...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...我々は死に臨むも別人にはならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ついに渋々「ではちょっとだよ」とやがて会場へ臨む...
山本笑月 「明治世相百話」
...ここに臨むからにはと...
吉川英治 「大岡越前」
...蜀の主権者であり万民に臨む太守としては...
吉川英治 「三国志」
...秀吉も一応工事場へ臨むであろうから」何事か...
吉川英治 「新書太閤記」
...敵の手に委して決戦に臨むのとでは...
吉川英治 「新書太閤記」
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