...彼等はかくの如き場合に臨むや...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...何か儀式へでも臨む日のような姿をしていた...
田中貢太郎 「春心」
...大川の水に臨む二階座敷へ案内した後...
谷崎潤一郎 「刺青」
...いちばん最初のいわゆる「海水浴」にはやはり父に連れられて高知浦戸湾(うらどわん)の入口に臨む種崎(たねざき)の浜に間借りをして出かけた...
寺田寅彦 「海水浴」
...生れつき一種の特権貴族であったような気持ちで部下に臨む癖があるのは大抵幼年学校出である...
戸坂潤 「社会時評」
...人生に臨む態度に於て...
豊島与志雄 「野に声なし」
...湛然(たんぜん)として音なき秋の水に臨むが如く...
夏目漱石 「薤露行」
...今日の物理学的世界が唯一的に我々に臨む所に...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...戦に臨むと択(えら)ぶ所がない...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...果し合いの場に臨むたしなみには無いことですが...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...ある花の匂いで殺した鳥や鼠や蝶などに臨むとき...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...決闘場に臨むことを約束した...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...――殊に一方は優越を自負(じふ)して役に臨む場合には...
吉川英治 「上杉謙信」
...暴慢な國々と世紀の戰ひに臨むとも...
吉川英治 「折々の記」
...建業の閣議に臨むと...
吉川英治 「三国志」
...湖に臨むこの山一帯を城地として」彼のあたまのうちには...
吉川英治 「新書太閤記」
...こんなことなら吾れからここに臨むのではなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひとたび茶の間へ返ると主人の位置に直って今度は“あるじ”として奉公人へ臨む身になるので自然こうした居間好みや自己の厳粛化にもなってくるのではあるまいか...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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