...今日吾々の起臥する家屋の樣に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...行(ゆい)て病に臥する淑徳の婦人を見よ...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...その当座は特に昼間も自由に横臥することを許された...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...恰も獅子の臥するが如し...
大町桂月 「鹿野山」
...ああ此時に在りて誤りて空(むなし)く床上に在て只平臥する事あらば...
関寛 「関牧塲創業記事」
...診察台の上に、私は仰臥する...
外村繁 「日を愛しむ」
...私は診察台の上に仰臥する...
外村繁 「澪標」
...種々の都合上恒雄の家に起臥するようになったのである...
豊島与志雄 「囚われ」
...紐育(ニューヨーク)に滞留して仏蘭西人の家に起臥すること三年...
永井荷風 「砂糖」
...歸郷の途次辻村にて木欒樹(むくろじ)の花散る蔭に引き据ゑし馬が打ち振る汗の鬣余が起臥する一室の檐に合歡の木が一株ある...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...今床の中に安臥する彼から見れば...
夏目漱石 「明暗」
...彼はその脇(わき)に横臥するようにして声をかけた...
原民喜 「美しき死の岸に」
...(これは『横臥する』とか『ごろごろしている』という動詞から出た有名な文句で白河夜舟氏を訪ねるなどという文句同様...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...我々はその上に横臥することなく...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...河底を潜り上って同然泥中に平臥するがごとし(レオナード著『下(ラワー)ニゲルおよびその民俗篇(エンド・イツ・トライブス)』二三一頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...寝るには毛氈の上に衣服を夜具として横臥する...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...『こちらが靜かですから……』自由に起臥する樣にと深切に氣をつけて呉れた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...道に飢臥する現状と愛妻に抱かるる家居(いえい)との対照ではなくて...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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