...併し堅く汚れた床の中に困臥する身にも...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...今日吾々の起臥する家屋の樣に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...その当座は特に昼間も自由に横臥することを許された...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...恰も獅子の臥するが如し...
大町桂月 「鹿野山」
...恰も巨人の臥するが如し...
大町桂月 「箱根神社祈願の記」
...二 天幕の一夜五六人臥するに足るだけの天幕を持ち行きけるまゝにて...
大町桂月 「北條より一ノ宮へ」
...ああ此時に在りて誤りて空(むなし)く床上に在て只平臥する事あらば...
関寛 「関牧塲創業記事」
...以前のやうに病氣になればすぐ床を延べて靜臥するといふやうなことは思ひも寄らぬ境遇となつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...診察台の上に、私は仰臥する...
外村繁 「日を愛しむ」
...診察台に仰臥する...
外村繁 「澪標」
...その上に仰臥する...
外村繁 「澪標」
...息苦しきため横臥する能はず...
中島敦 「かめれおん日記」
...余は毎日辨當が濟めば屹度そこに横臥する...
長塚節 「旅の日記」
...今床の中に安臥する彼から見れば...
夏目漱石 「明暗」
...河底を潜り上って同然泥中に平臥するがごとし(レオナード著『下(ラワー)ニゲルおよびその民俗篇(エンド・イツ・トライブス)』二三一頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...麝香(じゃこう)の茵(しとね)に横臥することもできます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...『こちらが靜かですから……』自由に起臥する樣にと深切に氣をつけて呉れた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...道に飢臥する現状と愛妻に抱かるる家居(いえい)との対照ではなくて...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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