...それが一つ床に臥すのはどんなものだろうか...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...この小兒の病に心を痛めつるにや、打ちつづきて、家のうちに、母にておはする人をはじめとして、病に臥すもの、五人におよびぬ...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...かたみに連歌などなしゝが、烏山頭いたむとて、早く臥す...
大町桂月 「房州紀行」
...私は診察台の上に仰臥する...
外村繁 「澪標」
...路地裏昼の中より物静にて病臥するによし...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...余は毎日辨當が濟めば屹度そこに横臥する...
長塚節 「旅の日記」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...おほかたは打ち臥す...
長塚節 「長塚節歌集 中」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...釜戸より日吉といふ所へ越す峠に例の蓙をしきて打ち臥すに小き聲にて忙しく鳴く虫あり...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...臥すや野山の當もなき身に高言吐ちらして飛び出せば...
一葉 「暗夜」
...後(のち)また門外に臥すとかつて噛まれた人がその頭を斫(き)って殺した...
南方熊楠 「十二支考」
...一月ばかりして走り来りわが家の後の竹篁(たかむら)中に野猪臥すと告げた...
南方熊楠 「十二支考」
...今着て居るのが――分って?いらえもなく初秋の夜の最中に糸蝋のかげに臥す幼児の姿ほど美くしいものはない...
宮本百合子 「悲しめる心」
...病に臥すものはなくなりましょう」「なるほど...
吉川英治 「三国志」
...予も枕を高くして臥すことができる」と...
吉川英治 「三国志」
...そこで冬のころまで病に臥す...
吉川英治 「随筆 新平家」
...『こちらが靜かですから……』自由に起臥する樣にと深切に氣をつけて呉れた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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