...併し堅く汚れた床の中に困臥する身にも...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...あるいは長い病蓐(びょうじょく)に臥すとかいうことの起った場合には...
大隈重信 「夫婦共稼ぎと女子の学問」
...その当座は特に昼間も自由に横臥することを許された...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...この小兒の病に心を痛めつるにや、打ちつづきて、家のうちに、母にておはする人をはじめとして、病に臥すもの、五人におよびぬ...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...ああ此時に在りて誤りて空(むなし)く床上に在て只平臥する事あらば...
関寛 「関牧塲創業記事」
...以前のやうに病氣になればすぐ床を延べて靜臥するといふやうなことは思ひも寄らぬ境遇となつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...妻は絆纏を私に渡し、照射室に入り、片肌を脱いで、寝台に仰臥する...
外村繁 「落日の光景」
...紐育(ニューヨーク)に滞留して仏蘭西人の家に起臥すること三年...
永井荷風 「砂糖」
...余風労未癒えず服薬横臥すれど...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...悪寒を覚えし故再び臥す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...帰来りて臥す...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...妻は病床に臥すとも...
中里介山 「大菩薩峠」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...河底を潜り上って同然泥中に平臥するがごとし(レオナード著『下(ラワー)ニゲルおよびその民俗篇(エンド・イツ・トライブス)』二三一頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...皆壺(つぼ)ほど大きくて隙(すき)なく並び臥す...
南方熊楠 「十二支考」
......
三好達治 「一點鐘」
...母親がまた牀に臥すようになって...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...予も枕を高くして臥すことができる」と...
吉川英治 「三国志」
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