...或は立ち、或は坐し、或は臥す...
芥川龍之介 「鴉片」
...併し堅く汚れた床の中に困臥する身にも...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...かくて二十頭の牛は水上五寸の架床上に爭うて安臥するのであつた...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...あるいは長い病蓐(びょうじょく)に臥すとかいうことの起った場合には...
大隈重信 「夫婦共稼ぎと女子の学問」
...ああ此時に在りて誤りて空(むなし)く床上に在て只平臥する事あらば...
関寛 「関牧塲創業記事」
...診察台に仰臥する...
外村繁 「澪標」
...妻は絆纏を私に渡し、照射室に入り、片肌を脱いで、寝台に仰臥する...
外村繁 「落日の光景」
...紐育(ニューヨーク)に滞留して仏蘭西人の家に起臥すること三年...
永井荷風 「砂糖」
...驚いて蓐中に臥す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...臥すや野山の當もなき身に高言吐ちらして飛び出せば...
一葉 「暗夜」
...それから巨人の家に往って宿ると縫工夜間寝床に臥せず室隅に臥す...
南方熊楠 「十二支考」
...ラ還って木を捨てその跡へ臥す...
南方熊楠 「十二支考」
...それを率きて行き暮れて旅亭に宿り驢と同室に臥すを怪しみ亭主が覗くと...
南方熊楠 「十二支考」
...一月ばかりして走り来りわが家の後の竹篁(たかむら)中に野猪臥すと告げた...
南方熊楠 「十二支考」
...また室に帰りて怠りて弓臥するに...
三好達治 「測量船」
...「草に臥す野陣の夜などは...
吉川英治 「黒田如水」
...どっと打臥すほどなこともない...
吉川英治 「三国志」
...旅の須磨明石にて急性大腸カタルを病み一ヵ月を熱海に病臥す...
吉川英治 「年譜」
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