...「何(ど)の位でとめられるですかね」またそろ/\臆病風(おくびょうかぜ)が吹いて来た余は...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...わたしがそのとき臆病風を吹かしたのは...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...臆病風(おくびょうかぜ)に誘われたわけでもねえが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...乗客の大半は臆病風に襲はれた兵卒も同様...
永井荷風 「買出し」
...ぞっと臆病風に誘われて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...臆病風は一ぺんに吹飛んでしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なほさら臆病風が染みこんでしまつたのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...臆病風に誘われたようにいう...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...臆病風に吹かれたな...
三好十郎 「斬られの仙太」
...臆病風に吹かれたとして置いて下すってもいい...
三好十郎 「斬られの仙太」
...新規蒔(ま)き直しの臆病風が...
夢野久作 「焦点を合せる」
...臆病風にふかれて危ぶむ者は...
吉川英治 「三国志」
...――親光ほどな侍さえ臆病風か? と口惜しがらぬ者はなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...臆病風に拍車をかける結果を生じたものというしかない...
吉川英治 「新書太閤記」
...そういう臆病風邪は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...臆病風にふかれたか...
吉川英治 「親鸞」
...彼等の臆病風ばかりではない...
吉川英治 「平の将門」
...臆病風にふかれて変心したか...
吉川英治 「源頼朝」
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