...臆病風に吹かれているわけじゃない」と...
海野十三 「地球要塞」
...わたしがそのとき臆病風を吹かしたのは...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...乗客の大半は臆病風に襲はれた兵卒も同様...
永井荷風 「買出し」
...此臆病風は二十三日の半夜忽然吹き来りて...
夏目漱石 「人生」
...いざという間際(まぎわ)になって臆病風(おくびょうかぜ)に誘われて姿を隠してしまった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ぞっと臆病風に誘われて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...臆病風は一ぺんに吹飛んでしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...臆病風は一ぺんに吹飛んでしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恐らく臆病風(かぜ)だろうけど...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...初めの勢いもなく早や臆病風(おくびょうかぜ)におそわれたか...
吉川英治 「三国志」
...俄な臆病風(おくびょうかぜ)とは何事か」「たとえ飽浦(あくら)の佐々木党が...
吉川英治 「私本太平記」
...臆病風は急に、楠木勢へ風向きをかえてたらしい」天王寺前に立ったとき、公綱は大いに笑った...
吉川英治 「私本太平記」
...――親光ほどな侍さえ臆病風か? と口惜しがらぬ者はなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...その臆病風(おくびょうかぜ)に見舞(みま)われたなと...
吉川英治 「神州天馬侠」
...もう蛾次郎の臆病風(おくびょうかぜ)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...臆病風に吹かれたなら...
吉川英治 「新・水滸伝」
...討入炬燵孫子(うちいりこたつそんし)臆病風邪内蔵助は寒がり坊であった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...臆病風にふかれて踪跡(そうせき)をくらましたものと見なし...
吉川英治 「宮本武蔵」
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