...彼は臆病者だから、新しいことに挑戦するのが苦手です...
...あの人は臆病者だから、怖いもの見たさという言葉が全く当てはまらない...
...臆病者の犬は、突然の音に驚いてビクッとした...
...彼女の臆病者ぶりには、周りの人たちはどうしてもイライラしてしまうようだ...
...誰でも初めは臆病者だったと思う...
...一臆病者といふのは...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...「お前みたいな臆病者に...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...臆病者の手に待つ...
大町桂月 「碓氷峠」
...死(し)に対(たい)して恐怖(きょうふ)を抱(いだ)く臆病者(おくびょうもの)は...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...――あの肥(ふと)た臆病者』……同時に主人の首は他の四つの首を随えて...
小泉八雲 田部隆次訳 「ろくろ首」
...臆病者(おくびょうもの)はよくこんな夢を見る...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...この臆病者には行燈といふものがなんとなく気味がわるい...
中勘助 「銀の匙」
...これはちょうど臆病者が酒を飲んで大胆になるような現象であろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...臆病者の勇吉だとはわかりましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...不具者と臆病者の悲しさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...類のないほどの臆病者で」「フーム...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...臆病者の与茂吉が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼自身までが自分は臆病者だと信じこむようになった...
山本周五郎 「ひとごろし」
...六兵衛が臆病者だという評は...
山本周五郎 「ひとごろし」
...「そんなことは続かないぞ」と昂軒は同情するように云った、「町人や百姓どもなら、きさまの言葉に怯えあがるかもしれない、だが侍は違う、侍には侍の道徳がある、きさまの卑怯なやりかたに、加勢する者ばかりはいないぞ」「ためしてみよう」と六兵衛は逃げ腰になったままで答えた、「いざとなれば上意討の証書を出してみせるからね、それに、侍にだってそう武芸の達人ばかりはいないでしょう、たいていは私のように臆病な、殺傷沙汰の嫌いな者が多いと思う、私はそういう人たちを味方にするつもりなんだ」昂軒は顔を赤黒く怒張させ、拳をあげて、「卑怯者、臆病者、侍の風上にもおけないみれん者」などと罵(ののし)った...
山本周五郎 「ひとごろし」
...「われを臆病者とは...
吉川英治 「三国志」
...「……出て行け! 臆病者」「失言でした...
吉川英治 「宮本武蔵」
...臆病者めが」「背中へ松葉がはいったんです...
吉川英治 「宮本武蔵」
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