...彼は臆病者だから、新しいことに挑戦するのが苦手です...
...あの人は臆病者だから、怖いもの見たさという言葉が全く当てはまらない...
...臆病者の犬は、突然の音に驚いてビクッとした...
...彼女の臆病者ぶりには、周りの人たちはどうしてもイライラしてしまうようだ...
...誰でも初めは臆病者だったと思う...
...そんな臆病者(おくびょうもの)ではございませんわ」小雪の抗弁を聞き流して...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...臆病者の責は免れると思つた...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...まったくの馬鹿野郎の臆病者さ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...わっしは臆病者じゃありません...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...嗟(ああ)、僕は臆病者だ、女の腐ったみたいなものだ、そんなに、この会がいやならば、なぜ袴をはいて出席したりなどするのだ、お前のさもしい焦躁は、見え透いているぞ、と自分を叱ったり、とにかく、その時の私の心境は、全然なっていなかったのである...
太宰治 「善蔵を思う」
...老人は臆病者の眼にだけ見える火玉だろうと云って気にしなかった...
田中貢太郎 「位牌田」
...これはちょうど臆病者が酒を飲んで大胆になるような現象であろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...まず用人の小田島さんに」「あの方は化物とは縁がございません」「若党の勇吉――」「あの臆病者の!」「それに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その中で足の悪い春松と臆病者の馬吉だけは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...臆病者の一生懸命さで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...臆病者の与茂吉が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...臆病者だと自称していたが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...私がたいへんな臆病者であるということです...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...家中では臆病者といわれている...
山本周五郎 「ひとごろし」
...実はナ……埋(うず)まっているのが人間の骨じゃと云うと、臆病者のお前が、よう掘るまいと思うたから石じゃと云うておいたのじゃが、その骨というのはナ……エエか……ほかならぬ、お前の兄貴の骨じゃぞ……」「ゲーッ...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...――私は御承知の通り大の臆病者で御座いますから...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...自分は一生、北辺の一隅から動くまいと思っても、天下がうごく、時雲は案外、迅(はや)いものです」「さて、そう思うと、努(つと)めて長生きすることですな」「命を愛さぬような武人は語るに足りません」と、三成は、きっぱりいって――「ですから、自分などは、大坂城中でも、第一の臆病者と、いつも同じ小姓部屋出身の荒武者どもから爪弾(つまはじ)きです」「ははは...
吉川英治 「新書太閤記」
...にわかに顔色を失うほどの臆病者ではなかった...
吉川英治 「親鸞」
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