...彼は臆病者だから、新しいことに挑戦するのが苦手です...
...あの人は臆病者だから、怖いもの見たさという言葉が全く当てはまらない...
...臆病者の犬は、突然の音に驚いてビクッとした...
...彼女の臆病者ぶりには、周りの人たちはどうしてもイライラしてしまうようだ...
...誰でも初めは臆病者だったと思う...
...臆病者に限つて剣は長いのを持つてる世の中だから...
薄田泣菫 「茶話」
...脱走して兵籍に身を投じる臆病者たちだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...彼は臆病者で、敵がおそろしくてならなかった...
竹内浩三 「愚の旗」
...生来の臆病者でありますから...
太宰治 「風の便り」
...原稿紙をピリピリさせながら――この臆病者(おくびょうもの)...
徳永直 「冬枯れ」
...しんはみじめな臆病者のくせに...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...その中で足の悪い春松と臆病者の馬吉だけは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その中で足の惡い春松と臆病者の馬吉だけは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...追訴(ついそ)免除の証言を取るためには臆病者さえ利用する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...千仞の谷底をのぞく臆病者のやうに上体を前方にのめり出した...
牧野信一 「秋晴れの日」
...「お前のやうな臆病者が...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...家内にあって山上の虎声に駭(おどろ)き酒を傾(こぼ)したなどは余程の臆病者じゃ...
南方熊楠 「十二支考」
...臆病者に勝つことはできないんだ」六兵衛は恥ずかしそうに...
山本周五郎 「ひとごろし」
...その時にこれを火鉢に燻(くす)べると雷神(かみなり)様が落ちさっしゃれんちうてなあ……梅津の爺さんは身体(からだ)ばっかり大きいヘコヒキ(褌引き……臆病者の意)じゃけに雷神(かみなり)様が嫌いでなあ...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...こんな、古土塀の一重(ひとえ)や二重(ふたえ)、蹴つぶして通るに、なんの雑作(ぞうさ)もないわ」そしてまた、「臆病者っ、答(いら)えをせぬか...
吉川英治 「親鸞」
...いい加減にしろよ、臆病者」「だが、しっかり、目釘(めくぎ)を湿(しめ)していておくんなさいね」「心配(しんぺい)するな」笑いながら、さっさと足を進めると、なるほど河岸(かし)ッぷちの闇から、チャラリ、チャラリ……と雪踏(せった)を摺(す)る音...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...臆病者よ...
吉川英治 「源頼朝」
...南保余一兵衛のような臆病者...
吉川英治 「宮本武蔵」
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