...彼は臆病者だから、新しいことに挑戦するのが苦手です...
...あの人は臆病者だから、怖いもの見たさという言葉が全く当てはまらない...
...臆病者の犬は、突然の音に驚いてビクッとした...
...彼女の臆病者ぶりには、周りの人たちはどうしてもイライラしてしまうようだ...
...誰でも初めは臆病者だったと思う...
...それは、不治の病で医師から死期を申し渡された男が、死を待つ苦痛をまぬがれるために、非常な苦労をする話なのだが、この男、臆病者で、とても自殺はできない...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...死(し)に對(たい)して恐怖(きようふ)を抱(いだ)く臆病者(おくびやうもの)は...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...――あの肥(ふと)た臆病者』……同時に主人の首は他の四つの首を随えて...
小泉八雲 田部隆次訳 「ろくろ首」
...それは単にわたしが臆病者だということかもしれない...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...『おい、どうした、おじ気づいたんだろう、現実を恐れたんだろう、臆病者!』と、その後一生涯、自分を嘲弄するに相違ない...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...僕こわいんだ」「化(ば)け者(もの)か」「いつやってくるかも知れないんだよ」「しょうのない臆病者(おくびょうもの)だね」奇術(きじゅつ)の紳士は出ていって...
豊島与志雄 「街の少年」
...信玄公被管(ひくわん)の内にて一の臆病者也...
中里介山 「大菩薩峠」
...臆病者は怜悧(れいり)なのか...
新渡戸稲造 「自警録」
...まず用人の小田島さんに」「あの方は化物とは縁がございません」「若党の勇吉――」「あの臆病者の!」「それに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...臆病者で人の顏を眞つ直ぐに見ないのがイヤな癖だがね」「で?」「音次郎は煩(うるさ)いお京と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...満寿子さんは臆病者どものやりかたをはじめからしまいまで見ていてひどい憂鬱症にかかり...
久生十蘭 「だいこん」
...似ても似つかぬ憐れむべき臆病者に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...臆病者だと自称していたが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...「お前のやうな臆病者が...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...それは対馬が合戦に出ることを嫌った臆病者(おくびょうもの)という意味ではない...
山本周五郎 「城を守る者」
...根が臆病者の私はすぐに腹をきめてしまいました...
夢野久作 「死後の恋」
...臆病者の一知はそんな事をオクビにも出さずに...
夢野久作 「巡査辞職」
...臆病者といわれておこう」――すると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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