...蓄膿症(ちくのうしょう)か何かの手術だったが...
芥川龍之介 「一夕話」
...赤く膿を持つた面皰(にきび)のある頬である...
芥川龍之介 「羅生門」
...膿汁の中に群がつてゐるのを考へたら胸が悪くなるだらう...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...木膚には食(は)まれの簸屑(ひくづ)膿(うな)沸きぬ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...絶(た)えず膿(うな)沸(わ)きて流(なが)れぬ...
薄田淳介 「白羊宮」
...皮下の深い所が膿み始めて...
高村光太郎 「開墾」
...傷はそれから運悪く膿(うみ)を持って...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...膿(うみ)をもって来たのであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...膿(うみ)の出るような...
中里介山 「大菩薩峠」
...棘その他の鋭い物で異物を取り出し膿瘍を開く...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...木材につけたこぶで膿瘍を開き...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...排膿用のゴム管を挿(さ)し込まなければならなくなり...
林芙美子 「浮雲」
...膿(う)んだとも潰(つぶ)れたとも...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...若い眼も心も崩壊の膿汁(うみ)にふれていながら...
宮本百合子 「偽りのない文化を」
...フェレスのイアソンは胸部の膿瘍(のうよう)のために医者から見放されたが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...玄一郎は傷が膿(う)んだりして...
山本周五郎 「いさましい話」
...血膿(ちうみ)がながれていた...
吉川英治 「大谷刑部」
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