...友達(ともだち)の顏(かほ)にかゝはる……と膽(たん)を廊下(らうか)に錬(ね)つて行(ゆ)くと...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...かの十勝高原を馬の脊で眠りながら驅けたほど大膽な自分が...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...未曾有のそしてまた不可能だつた大膽さで行はれた...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...膽汁をもて君の母...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...どれ程歎き悲しみ失望落膽して居るかと皆樣から御同情をいたゞいて居りますのに...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...新撰龜相記にも又祭二卜部坊一行馬社(一名膽駒社在大和國平群郡)火燧木神也とあり...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...今一つ思ひきつて更に大膽不敵に...
野上豐一郎 「桂離宮」
...どんな大膽なことでもして退(の)けるよ」こんな事をガラツ八に言つて聽かせました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...生膽傳説と結び付けて考へるのも無理のないことでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夜泣蕎麥(そば)を二杯も喰へるだらうか」「膽の据つた野郎だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...京之助に家督を繼(つ)がせる魂膽(こんたん)をめぐらし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「何んだと? 錢形の」萬七はあまりのうまい話に膽を潰しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...膽の太い」「外には?」「私の外に下女のお徳と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...勸進元の山の宿の喜三郎も膽(きも)をつぶして居たくらゐだから」「その小判を拾つたのは誰だえ」「馬鹿の宇八で」「成程」「尤も馬鹿の宇八は一と月經たないうちに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...膽(きも)をつぶすぜ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――しかし彼のさういふ大膽さは...
堀辰雄 「鼠」
...友人たちの間にゐた時には僕に全く缺けてゐた大膽さを起させ...
堀辰雄 「不器用な天使」
...應答なぞも大膽になつてゐる...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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