...弟子の逃げまはる有樣を寫さうと云ふ魂膽らしかつたのでございます...
芥川龍之介 「地獄變」
...男も女も急がしく追はれて行く大膽な世渡りの光景だ...
千家元麿 「自分は見た」
...登子と窕子と引被いて打伏して了つてゐるのに度膽をぬかれて...
田山花袋 「道綱の母」
...膽汁をもて君の母...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...過去の一切に對して俺に返報しようって魂膽なんだ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...根が膽(きも)の太い利八は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何處へ俺を誘ひ出さうといふ魂膽(こんたん)なんだ」平次はもう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下手人は誰でせう」番頭の爲之助は膽をつぶした樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――與三郎は膽をつぶしたことだらう」「成程ね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...膽がすわると同時に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前の膽つ玉は大したものだよ」「でも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...膽をつぶさせるぜ」錢形平次が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御近所の衆が膽(きも)をつぶします...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もとより不敵で豪膽な奴らはぬけ目のない計畫から勇敢から...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...今は何處に彼の大膽な歩みがあらう? やがて彼はどつちに曲つていゝか分らないかのやうに立ち止つた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...裏の山から腕いつぱい花を抱へて歸つてくる看護婦に分けて貰つて藥罎にさした龍膽や鈴蘭などの小さな花の香りをかぎながら...
堀辰雄 「恢復期」
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三好達治 「山果集」
...水兵達は同じ大膽な微笑を浮べながらまた言ふ...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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