...心の膸(しん)までも疲れ切つてゐた...
石川啄木 「赤痢」
...心の膸(しん)までも疲れ切つてゐた...
石川啄木 「赤痢」
...膸分汚い船ですよ...
石川啄木 「漂泊」
...彼の頭骨つんざけば腦膸うちに飛び散りぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...我が腦膸は空虚なれば...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...だが何だかモヤモヤと温い摺鉢のやうなものが脳膸の天井に蓋(カブ)さつてるやうで...
中原中也 「校長」
...延膸が大脳の割合に発達してゐないで...
中原中也 「その頃の生活」
...言ひ過ぎた………言ひ過ぎだ………!」さう次の瞬間に脳膸が孤立したやうになつて感じられた時...
中原中也 「蜻蛉」
...屡々人間脳膸の犯す習性的誤謬である...
中原中也 「我が詩観」
...チャンと人の脳膸を押え附けることの出来ないものであるからだ...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...もとより脳膸も入れたのであるから...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...しかしこれほどの巧妙な脳膸を与え...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...チヤンと人の腦膸を押へ附けることの出來ないものであるからだ...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...固より腦膸も入れたのであるから...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...併し是ほどの巧妙な腦膸を與へ...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...陰鬱な氣懶(けだる)い氣持は夜が更けるにつれて刻々に骨の膸(ずい)まで喰ひ込んだ...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...透谷の脳膸は有躰(ありてい)に言へば科学的明白を欠きたりき...
山路愛山 「透谷全集を読む」
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